どーも、カルディで焙煎済みのコーヒー豆を買っては半年かけて、ちびちび飲んで「美味い!」と思っていたコーヒー通のツマルト(@bricozy)です。
コーヒーの生豆ってどうやって保管したらいいんだろ?どのぐらい保つのかな?なんだかめんどくさそうだな…
そんなまだ自分でコーヒーの生豆を買ったり、家で保管できるなんて思ってないという方の疑問にサクッとお答えします。
【本記事の内容】
- コーヒーの生豆とはどんなものなのか
- コーヒーの生豆を購入する際に知っておきたい鮮度別の呼び名
- 保管する際に気をつけること3つ
この記事に目を通すだけでコーヒーを生豆で家に保管しておくのがけっこうお手軽でコスパもいいことがわかります。
なんたってコーヒーの生豆が入ってる麻袋はオシャレだし!
※だいたい5分ぐらいで読める文字数です。
コーヒーの生豆とは?
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生豆とは焙煎する前の状態のコーヒー豆です。
『なままめ』と読みます。[/col2] [/colwrap]
普段目にするコーヒー豆はすでに焙煎されていることが多く、『コーヒー豆といえば茶色』ってイメージですよね。
でも収穫したての新鮮なコーヒーの生豆は青色をしています。
コーヒーの生豆はあらかじめ産地でコーヒーチェリーから外側の果肉とパーチメント(内果皮・種皮)を取り除いて出荷されます。
コーヒーの生豆は自宅でも保管できる
このコーヒーの生豆、実は自宅で簡単に保管できるんです。
[colwrap][col2]- 風通しの良い場所
- 直射日光の当たらない場所
- 湿度が高すぎない場所

この条件を満たす場所に麻袋に入れて置いておく。これだけです。
コーヒーの生豆は生鮮食品で、そのま土に植えれば発芽するような代物。
そのため、コーヒーの生豆の呼吸を妨げなければそのまま長期に渡って保管することができます。
コーヒーの生豆の保管期限

えっ!コーヒーの生豆の保管ってそんなに簡単なの⁈
コーヒーの生豆のすごいところはそれだけではありません。
適切な状態でコーヒーの生豆を扱えば数年という単位で保管することができ、保管後も焙煎して美味しく飲むことができます。
プロの中にはあえてコーヒーの生豆を5~8年寝かせることで味に変化を加えるというやり方もあるそうで。
コーヒー豆がまさかそんなに長い期間保管できて、飲むことができるなんて意外ですよね。
コーヒーの生豆は赤道を越えてやってくる
コーヒーの生豆が長期にわたって保管できるのも、日本に輸入されるまでの道のりを考えれば当然といえば当然かもしれません。
コーヒーの生豆は
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- ブラジル、コロンビアなどの南米
- ベトナム、インドネシアなどの東南アジア
- エチオピア・タンザニアなどのアフリカ[/col2] [/colwrap]
これらの国から船で運ばれてきます。
コーヒーの生豆を運ぶコンテナの大きさは20フィートクラス、60kgの麻袋であれば300袋も積むことができます。
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18tものコーヒーの生豆が詰め込まれたコンテナは南半球の国々から赤道を越えてはるばる日本にやってきます。
コーヒーの生豆はコンテナの中で寒い夜から灼熱の昼間まで、過酷な環境を味わいながら運ばれてくるわけですからデリケートな食品であればそもそも船旅に耐えられません。[/col2] [/colwrap]
それでもエチオピアのヤギ飼いの少年カルディのエピソードに代表されるように、コーヒーの生豆は古代から現代まで世界中で食用として広く愛されてきたのはやはりその保管の容易さも関係しているでしょう。
しかしコンテナの中で発生する『結露』はコーヒーの生豆の大敵で、結露は自分でコーヒーの生豆を買って保管する際にも気をつけなれけばいけないことの一つです。
スペシャリティコーヒーというギフト用にも選ばれることの多い高級なコーヒー豆は『リーファーコンテナ』という定温管理ができるコンテナで運ばれてきます。
徹底した温度管理が最終的な味の良し悪しを決めるのはワインと同じですね。
コーヒーの生豆の種類
ニュークロップ
収穫後一年未満のコーヒーの生豆をニュークロップと呼びます。
青くて硬いのが特徴。
水分量が多く(12~13%)、焙煎するのが難しいですが、味や香りが最も豊かな状態です。
お店によっては収穫後数ヶ月~一年未満のコーヒーの生豆をニュークロップと区別して『カレントクロップ』と呼び分けていることもあります。
パーストクロップ
収穫から1年以上2年未満のコーヒーの生豆をパーストクロップと呼びます。
ニュークロップと比べると青みが落ち着いてやや白っぽくなります。
水分も徐々に抜けてきて含有量は10~11%。
オールドクロップ
収穫後2年以上たったコーヒーの生豆をオールドクロップと呼びます。
見た目は黄褐色に変色し、水分量も9~10パーセント程度まで下がります。
コーヒーの生豆ごとの個性は感じにくくなりますが、焙煎しやすく好んで使う人も多いです。
コーヒーの生豆を保管する際の注意点
温度・湿度に気をつける
コーヒーの生豆を美味しく飲める状態で保管するのに理想の温度は5~15度、湿度は40~60%です。
「あまり神経質になることはない」とされてはいますが、あまりに高い温度、湿度が続くとコーヒーの生豆の劣化が早く進んでしまいます。
通気性を確保する
コーヒー豆というと茶色い麻袋に入れられているイメージですよね。
あれにはキチンと意味があってコーヒーの生豆がキチンと呼吸出来るような通気性を保つのに一役買ってるんです。
コーヒーの生豆はまだ生きていて呼吸しています。
通気性を確保しつつ、風通しの良いところで保管しましょう。
高いところから吊るしたり、時々かき混ぜるのもいいですね。
袋に関しては麻袋に限らず、紙や布でも代用が可能です。
直射日光の当たらない場所で保管
これはコーヒーの生豆に限らず食品全般に関して言えることですが、直射日光が当たる場所での保管はやめましょう。
まずは気になる銘柄のコーヒーの生豆を選んでみよう
- コーヒーの生豆はキチンと保管すれば自宅でも数年間保存がきく
- 冷暗所で保管、理想の環境は温度が5~15度、湿度が40~60%
- 保管する際は麻袋などで通気性を確保する
- 直射日光に当てない
いかがでしたか?コーヒーの生豆ってもっとデリケートなものなのかと思っていたら案外そうでもないんですね。
コーヒーの味は豆の種類、産地によって大きく変わります。
そこでコーヒー通の方は
少しだけコーヒーの生豆を仕入れてテイスティングしてから気に入ったコーヒーの生豆をまとめて買ってストック
っていうことをやるそうです。
コーヒーの生豆デビューをして本格的にコーヒーを勉強しようかと思っているなら、数種類の産地、銘柄のコーヒーの生豆を少量から買えるものでお試ししてから、気に入ったものを『麻袋買い』してみてはいかがでしょう?