空いてる壁に棚を付けたいけど、賃貸だから大きな穴が開くクギとかネジで傷つけられない
棚受けが目立たないフローティングシェルフって憧れる
飾棚じゃなくって本などの重たい物も収納できる棚が欲しい
どーも、賃貸DIYerのツマルト(@bricozy)です。
僕も今の賃貸マンションに住んで10年以上になりますが、収納の少なくてホント困りますよね。
「どうせ引っ越すから」ということでホントにテキトーなインテリアで過ごしていたのですが、何気なくインスタを見ていると賃貸でも手軽に重量物を載せられる棚が作れるアイテムを見つけてしまったので、思い切って『無印良品風フローティングシェルフ(耐荷重約50kg)』を作ってみました。
まずは仕上がりからご覧ください。
賃貸マンションなのでもちろんネジやクギで傷つけるのはNGなんですが、ガッチリ壁に付けてます。
壁から30cm飛び出る形でA5判の本をドッサリ45冊、厚みでいうと60cm×2列分、
本棚であれば120cm分のスペースが必要な量の本を天井近くに浮かせた状態で収納してます。
賃貸の壁に棚受けを見せずに収納を付けられるアイテム
賃貸物件なのにこの収納をDIYで実現できたのは何を隠そう、こちらの『スタンドバー』(アイワ金属)というDIY商品のおかげです。


A:収納の裏側に付けるパーツ
B:壁側に付けるパーツ
壁と収納の双方にスタンドバーの各パーツを取り付けておいて上からサクッとはめ込むだけ。
動画を見てもらえればわかるかと思いますが、ハンガーでも掛けるかのように壁に重たいフローティングシェルフを引っ掛けることができました。
スタンドバー4つ使ったら30kgは余裕で載せられた
今回僕が取り付けたフローティングシェルフは約30cm×30cm×60cmのラジアタパイン集成材でできたボックス。
重さは約3.7kgほどあります。
そしてそこにA5判の本を幅60cm分を前後に2列、120cm分。
こちらの重さもかなりのもので、10kg×2列分でおよそ20kg。
つまり、今回スタンドバーを使って取り付けたフローティングシェルフ×1セットで25kgほどあるわけですが、結果はご覧いただいた通り全く不安感のない仕上がりでした。
震度5強でもビクともしなかった
実はこのフローティングシェルフを取り付けた日の夜、ちょうど最大震度5強の地震がきまして(→千葉県北西部地震)

と一瞬不安になったのですが、フローティングシェルフ自体まったく揺れることもなく、本も一冊も落ちず、何の問題もありませんでした。
この出来事もあって僕は


と惚れ込んでしまったわけです。
棚を賃貸の壁にホッチキスで留められる『壁美人』にしなかった理由
実は「賃貸物件の壁に跡を残さずに重たいものを掛けられるようにする」というアイテムに『壁美人』という商品が以前からあります。
今回のような壁を傷つけずにフローティングシェルフを作ろうと思えば壁美人でも同じようなことはできます。
しかしお値段が…
僕の想定では今回のスタンドバーを4セット使った『無印良品風フローティングシェル』は約50kgは載せられます。
壁美人で約50kgの強度を出すためには『12K(耐荷重12kg/1セット)』という品番のものを壁側とフローティングシェルフ側別々に用意する必要があります。
壁側金具(2枚入り) ¥1,320 × 2セット
段型受け金具(2枚入り) ¥627 × 2セット
合計 ¥3,894
STAND BAR4(4セット入り )
合計 ¥1,453
テスト機関による正確な試験をして比べたわけではありませんから単純な比較はできませんが、今までは壁美人でしか実現できなかった耐荷重がスタンドバーを使えば1/2以下のコストで実現できる。
ここも僕的には刺さるポイントでした。
素人が作るDIYの家具の出来なんて、たかが知れてます。
そんなものに家族のお金をジャブジャブ使うぐらいなら一休で安いプラン見つけてホテルビュッフェでも行きたいというのが僕の考え。
この僕なりの価値観にもバッチリ応えてくれるという面においてもスタンドバーは合格だったんですよね。
本当に賃貸の壁を傷つけないかの証拠写真



賃貸物件に住んでる人が一番気になるのが「スタンドバーを設置した後のピンによる傷や穴は本当に目立たないのか?」
っていうところですよね。
どうでしょう?実際に刺した後の状態が上のような感じなんですが、目立ちますか?
一応、国土交通省の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』では「生活上必要な画びょう等の穴は通常の損耗」として認められています。
もしそれでも気になるようでしたら、100均でも売っている『補修用のパテ』ですぐに目立たなくできますからキチンと原状回復することができます。
スタンドバーは再利用できるから引越しや模様替えしても使える
スタンドバー買ってみて思ったんですけど、シンプルなプラスチックのパーツなので、何回でも再利用できるんですよね、コレ。
ピンが曲がってしまっても100均の工具コーナーとかで売ってる似たもので代用すればいいですし。
つまりこれからは賃貸物件に住んでいながら、大きな家具や長い2×4を使わなくても、壁の好きなところに丈夫な棚を付けることができてしまうってことなんですよね。
スタンドバーなら賃貸の壁でもギターや自転車をスッキリ壁掛け
スタンドバーは本来、ホームセンターの木材コーナーの普及品である『1×4材(19mm×89mm)』を壁に付けて、そこから好きな位置にネジで好きなものを留めてくださいね、っていうのがスタンドバーの趣旨です。
ということは壁に板一枚付けた後は自由。
ギターフックを付けようが、ロードバイク用のハンガーを付けようが好きにできちゃいます。
実際、アイワ金属さんの方でも色々な使い方を提案されてます。


via:https://www.aiwametals.co.jp/product/detail13.html
僕も今度は家でホコリかぶってるギターやベースを付けようかと画策中。。。
必要な工具は手回しのドライバーとキリぐらい、1日で取り付け出来ました
今回、気合を入れてフローティングシェルフなんてものを作ってしまったので難しそうに感じるかもわかりませんが、
スタンドバーを木材に取り付けるのに必要な工具といえばこの二つぐらい。


キリ…ネジの下穴をグリグリ開けるため
手回しドライバー…短いネジを回すため
1×4材という木材はホームセンターで取り扱っている木材の中でも1、2を争うほど柔らかい木材なので、短いネジであれば手回しでも十分締め込むことができます。
スタンドバー×1つにつきネジ2本。
壁側に付けるパーツは付属のピン押し用の工具でサクサク押し込んでいくだけなので、特別な道具は何も用意する必要はありません。
調子に乗って『無印良品風賃貸壁付け収納棚』を2つ追加しました




天井近くの壁というデッドスペースがいい感じの本棚に生まれ変わりました。
しかも収納力が凄まじい。
今まで「賃貸だしどうせ引っ越すから」とあまりにも適当な本棚をごまかしながら使っていたのですが…

本当にやってよかった(笑)
「家族を持つ者として、自分のことは後まわし」とはいえども、時には自分のご機嫌を取ることも必要ですね。
「ココがわかりにくい!」「ココもっと詳しく!」などあれば記事を読んでくださる他の方のためにもなりますから、ぜひぜひご遠慮なくコメントやDM下さい!(^^)
▼今回ご紹介したアイテムはこちら