DIYで最低限揃える工具をまとめたブログ記事

ホムセン店員が選ぶDIY初心者に必要な最低限の工具6選

「DIYやってみたいけど、工具って最初に何を揃えたらいいの?」

ツマルト
そんなお悩みに都内の超有名ホームセンターの資材館に勤めて13年目のツマルトがお答えします。

 

結論から言いますと、「そんなに最初から張り切って揃えなくても大丈夫」です!

 

「おうちの中に自分で棚や収納家具を増やしたい」

みたいなお話でしたら、アレもコレも揃えなくてもすぐにDIYは始められます。

なぜならDIYと一口に言っても、やりたいことによって大きく2つに分類されるからです。

  1. ガレージや倉庫などの広い作業場で、様々な工具を駆使して、プロ顔負けの本格的な家具や内装を自分で作りたい人
  2. 業者に頼むほどではないけど、生活に必要な物を自分の手で作りたい人

今、インスタなどのSNSで素敵なDIYを楽しんでいる人ってほとんど②のパターンではないでしょうか。

家事やインテリアを工夫しながら楽しみつつ、必要であればDIYもやっちゃう!みたいな。

そんな『暮らしの1スキル』としてのDIYを楽しむのには以下のような工具を揃えておけば充分です!

①メジャー

これはキチンと工具として使えるものを用意して下さい。

たまに『裁縫用の巻き尺』で寸法を測る方がいらっしゃるんですが、これはちょっとマズイです(笑)

アレ、伸びるんです。

棚や家具の寸法を正確に測れないと、せっかくホームセンターの木材カットでmm単位でピッタリ合わせた材料を用意しても、いざ作り始めた途端に「アレ?合わない…」なんてことになってしまいます。

DIYを始める時は金属の帯(あのガシャガシャいうやつ)でできた『メジャー』を用意しましょう。

 

②差し金(さしがね)とえんぴつ

差金ってご存知ですか?

 

L字型の定規のことなんですが、アレがメチャクチャ重宝します!

あんなの大工さんじゃなきゃ使わないよ」と思うじゃないですか?

どっこい!

DIYしてるとまず湧き上がるのが「も、木材に直角に印を付けたい!」というパッション。

 

材料の端に差し金を当てて線を引けば、必ず直角になるというのは、仕上がりをかなり左右する大事な部分。

2×4をラブリコなどの突っ張りアジャスターで立てて棚受けをつける時にも、パーツが斜めに付いてたら棚板もうまく付けられません。

そういった「アレ?直角はどこ?」という作業中によく確認したくなるポイントをサッと解決するのに差し金はとても便利なので初心者のうちから持っておく方が簡単に上手にDIYできます。

 

▼こんなので十分使えます。

 

それと木材に印を付けるときはボールペンではなくえんぴつがおすすめ。

理由はボールペンだと消しゴムで消せないからです(当たり前のことを言う)

上から塗りつぶすならまだしも、木材に付けた印は最終的には消しますのでえんぴつで消せる程度の線で十分です。

シャーペンでもいいんですが、先端がとがり過ぎていて、柔らかい木材だとガリガリとえぐれていてしまうことがあるので、やはりえんぴつが重宝します。

大人になると意外とえんぴつって家になかったりするので用意しておくといいですよ。

 

▼芯が必ず中心にあるのも品質のうちです。

 

③水平器

棚板を付ける時に仕上がりを一番左右するのって「ちゃんと水平に付いてるか?」だと思います。

人間の目ってよくできていて、何mmか傾いてると「アレ?なんか傾いてる?」ってわかっちゃうんですね。

これ、人から言われるとメッチャ恥ずかしくて、私なんかついついアレコレ言い訳してみたりするんですけど、

住んでて実際にその家具を使う自分が一番気になったりします。

 

例えば棚受けを片方つけたら、もう片方はきちんと水平の出る位置を探してから取り付けると

メジャーで印を付けるよりも感覚的にしっくりくる位置に棚板が納まることがあります。

これは100均のもので充分使えますから、ぜひ用意しておきたいアイテムの一つです。

 

 

④養生用の布団

DIYをする時ってついつい作りたいものばかりに目が行きがちなんですが、

意外と見落としがちなのが「どこで作業するのか」という部分。

作業する場所を確保するのがまず第一ですが、その場所が部屋の一角だとしたらぜひ『作業用のシート』を用意するようにしましょう。

おすすめは養生用の布団です。

 

床に傷を付けない

賃貸物件でDIYしたい人の多くはマンションの一室で作業されると思いますので、そうすると床はフローリングか、もっと柔らかいクッションフロアがほとんど。

一瞬手が滑って木材や工具を床に落としてしまうと、場合によっては床に大きな傷をつけてしまうかもしれません。

そういったうっかりミスをしても平気なように、あらかじめクッション製のあるシートを引いておくだけで全然安心感が違います。

作業の防音にもなる

床に木材などの硬くて重たい材料を直接置くと、けっこうガタゴトうるさいです。

かといって毎回そぉーっと作業していたら、それはそれで時間がかかって仕方ありません。

ある程度、周りを気にせずサクサク作業に集中できるメリットを考えても養生用の布団はあるとDIYのストレス減りますよ。

DIYの材料にも傷を付けない

ガレージや玄関先などの床の傷が気にならない広い場所が確保できている場合にも養生用の布団は活躍します。

コンクリートの床などで作業する時に、木材などの材料が傷付かないようにするという目的にも使えるからです。

せっかくの綺麗なシート貼りの化粧板や、自分で塗装した木材も、ガリガリと引きずって傷をつけてしまうと、かえってみすぼらしく見えてしまいますから、材料の保護のためにもぜひ養生用の布団は用意して下さい。

 

特に賃貸物件で床をボコボコにしてから後悔しても遅いので、先にDIYをする場所の状況も整えておくと、グンと楽に、ストレスなく

作業に集中することができますよ。

 

▼3×6(サブロクばん)のベニヤ板が置けるぐらいだと作業しやすい!

⑤軍手

ホームセンターで材料や工具を買い込むのに夢中でついつい見落としがちなのが、「木材や建築資材は直接持つと手が痛い」ということ。

 

やすりがけ前の木材やベニヤ板はトゲが刺さりますし、金属をカットした面なんかは直接触れると手を切ります。

庭でもない限り普通は軍手なんか家にないことの方が多いでしょうから、ぜひ軍手を用意しておきましょう。

 

カッコいい『ワーキンググローブ』的なものでもいいんですが、私のおすすめは滑り止め軍手

 

冬の小学生か、北の国からの黒板吾郎さんぐらいしか付けてるの見たことないかと思いますが、12セット入って800円ぐらいなのに機能性は抜群で超おすすめ。

古くなったらウエス代わりにも使えて一石二鳥。

捨てる前に滑り止めのイボイボを手の甲側に向けて、テレビの周りとかババーッと撫でれば掃除にも使えますよ。

 

あとは、爪はあらかじめ短く切っておいた方がいいですね。長いとふとした拍子に引っかかって危ないので。

生活指導の先生みたいなこと言ってすいません。

でも、DIYでケガする時って「アッ!」とちょっとした事で材料がバランス崩したのを支えようとしたりする、とっさの行動を取った時が多いので、ミスするつもりで準備しとくぐらいでちょうどいいです。

 

⑥電動ドライバー

初めてDIYをするのに一番ネックになるのが「電動ドライバーって必要?」ってことですよね。

 

結論から言いますと、無いとたぶん1回目ののDIYで「あ、もういいや」ってなるぐらい、手で木材にネジを入れてくのって大変なので、ぜひ買って下さい(笑)

 

釘で作ってしまってもいいんですけど、そうすると今度は、解体する時にメチャクチャ大変、というか破壊しないとバラせないです。

ネジ留めで組んでおくと「要らなくなったらバラせる」っていうメリットもありますので、

「いっちょDIYでもやってみっか!」

と思い立ったらぜひテレビや炊飯器といった家電の感覚で電動工具ドライバーを買ってみて下さい。

あるのとないのではできること、見えてくる世界がまるで違います。

 

DIY初心者が最低限揃えておきたい工具6選 まとめ

  1. メジャー
  2. 差し金
  3. 水平器
  4. 養生用布団
  5. 軍手
  6. 電動ドライバー

基本的によく使うのはこのあたり。

あとはやりたいことや作業の内容によって、ちょこちょこ持ち物が勝手に増えてく感じです。

 

最近だとこういうオシャレな色の工具ボックスも出ていて、

インテリア製も損ねない、というか増す?ので

ぜひお気に入りの道具を揃えるとこから楽しんでやってみて下さい。

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