アラフォーになってみてジワジワ感じてているのが
「好きなものを持ち続ける方が難しい」ってこと。
正直、床も壁もキッチンシンクも真っ白で、
「ウチには小学生なんていませーん」みたいな家って
憧れたりするもんじゃないですか。
そういうのインスタで見ちゃってるもんだから
「ウチも断捨離したい!」なんて風に思うわけです。
で、まぁ実際にやり切れるか挫折しちゃったかはさておき。
一回、断捨離しちゃうと新しいものを増やす方が怖くなっちゃいません?
怖いというとまだ語弊があるのかな。
億劫になるというか。
「あ、いいなコレ」と感じるものに出会っても
「どうせゴミになるしな」とまた陳列棚に戻す。
陳列棚に戻す。
チンレツダナニモドス。
え?私死んでる?
そんな気がしてきちゃうんですね。
わかりますかね、この感覚。
もう完全に自分に幻滅しちゃってる。
汚部屋を作ってしまったという前科一犯の犯罪者である自分に。
そんな『リビングデッド化した自分』へのアンチテーゼとして
先日、ガチャガチャでくだらないものを買ってたんです。
これがなかなか悪くない。
苦しゅうない、ちこう寄れ。
正直、こんなもの、何の役にも立ちませんし、インスタでも映えません。
でも確かにそこには「好きなもので身の回りを飾る」という娯楽がありました。
それは自分の「好きだな」という感情を否定しなくてもいいという『許可』でもあったように思います。
もちろん断捨離をして暮らしのサイズ感をキープするのは、現代において必須スキルだなぁーというのは間違いないのですが、
「新しいものを好きになろうとしている自分の一部」を認めてあげることも必要ですね。