子供部屋 作り方 片付けられる家

子供のおもちゃをスッキリ片付けられる収納と学習スペースがある家を作る

可愛くてついつい買い与えてしまったおもちゃが家のほとんどのスペースを占拠している

ほとんどのおもちゃが取り出しにくくて、ほとんど遊べていない

学習教材も始めたのに全然効果がなかった

これから幼稚園、小学校と始めっていくのにこのままじゃ乗り切れる気がしない

どーも、パパなのに整理収納が大好きなブロガーのツマルトです。

  • 世帯年収300万円台
  • 2DK・44㎡に2人の子供と猫一匹と暮らす4人+1匹家族
  • 長男がもうすぐ幼稚園入園

このタイミングで『片付けられない家』を本気で脱出すべく立ち上がったツマルトがかき集めた

『子供のおもちゃを片付け、のびのびと遊べる家にするために絶対に必要なメソッド』

これを紹介します。

 

家が片付かないのは100%仕組みの問題です。

あの日本を代表する大企業「トヨタ」にも

人を責めずに、仕組みを責めろ

という言葉があるそうで、これは家の片付けにもピッタリと当てはまります。

  • 自分を責める
  • 子供を責める
  • パートナーを責める
  • 家族を責める

こんな風に犯人探しをする前に、「そもそも仕組みが悪いんじゃね?」という視点で見ることで、家族全員で悪いモンスターに向かって立ち上がるイメージで楽しく片づけを進めることができます。

 

私の熱い思いを載せ過ぎたせいで1万字を超えるヴォリュームになってしまったので、まずは目次から気になる項目を拾い読みして実践してみるところからおすすめします。

 

必要な収納の量が数カ月単位で変化する、子育て世帯の住宅事情を解決するのに打ってつけの宅配型トランクルームサービスについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみて下さい。

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おすすめの宅配型トランクルーム
目次

子供でも簡単に片付けられる収納の仕組みづくり全手法

住所不定、無職のものを無くす

  • 子供本人が遊んでいるのかいないのかもわからない
  • 何に使うのかもわからない
  • どこにしまうのかも決まっていない

我が家が散らかっていたのはこの「住所不定、無職」のものが大量に部屋に転がっていたことも原因の一つでした。

ウチの場合、特に多かったのが「必要なパーツが散らかっているせいで遊べない」問題。

パズル、ブロック、積み木、プラレール、トミカシステム、おままごとセット、こどもちゃれんじの教材などなど、遊びたくなった時にきちんと揃っていないと意味がないものが、願いを叶えた直後のドラゴンボールのように家じゅうに飛び散っていました。

まずはその遊びをするのに必要なパーツをひとまとめにして、きちんと住所を決め、「子どもと遊ぶ」という仕事をしてもらいましょう。

ワンアクション収納を徹底する

  1. 放り込むだけ
  2. 置くだけ
  3. 引っ掛けるだけ

子供のものを収納する方法をこの3つに絞ってしまえば必然と子供でもしまうことができます。

 

なんでも、子供の手の感触は大人が軍手を2枚重ねて付けた時と同じぐらいだそうで、そう考えると小さな取っ手をつかんで引き出しを開けたり、狭い隙間に丁寧に物をしまったりすることは、大人以上に難しく、面倒に感じるのもわかります。

子供がいかに楽に片付けられるかを追求することで、結果的にスッキリ片付けることが簡単になり、部屋もオシャレに見える、またはオシャレにする余裕がうまれるという関係性があったようです。

カッコいい収納家具をそろえて、家族全員がそのオシャレ家具に合わせて生活するというのは本末転倒というわけです。

量を制限して取り出しやすく、しまいやすい状態をキープ

いくらワンアクションで置ける収納にしても、両手を使って他の物を抑えないと目的の物を引っ張り出せないほど物を詰め込んだでしまえば、子供が物を出したり、ましてや自分からしまうのはほぼ不可能です。

確かに我が家も良かれと思って買い与えた絵本や子供向けの雑誌が、見るも無残な積ん読状態。。。

片手で取り出せて、片手でしまえる動作で済むように決められた収納場所に対する物の量を維持してあげることが親の役目なんですね。

使用シーンを考えて一度に見渡せる範囲にまとめる

視野角を大人と子供で比べると大人の視野角は水平方向で150度、垂直方向で120度ですが、

子供の視野角は水平方向で90度、垂直方向で70度と大人が思っているよりも狭い範囲しか見えていません。

洋服などがこの範囲を超えてしまってあると取り出したり、戻したりするのが難しいと感じてしまうみたいです。

使用シーンが同じものはなるべく狭い範囲で見渡せるようにすればストレスなく戻してくれるようになるかも。

 

また「着替えの最中に遊び始めてしまう」など、一見すると集中力が続かないからだと決めつけてしまいがちなことも

実は洋服とおもちゃが同じ場所に収納してあったりすることが原因の場合もあります。

家の場所ごとに

  • 遊ぶ
  • 着替える
  • 食べる
  • お勉強する

こういった具合に役割を変えて、物自体も目的のもの以外は置かないように配置できているかを見直してみましょう。

ありがちな例としては、「子供のハンカチ・ティッシュ」と「みんなで使う文房具類一式」が同じ場所とかですね。

これは「子供の身支度で使うもの」と「お勉強に使うもの」、「親が家で使う文房具」というふうに分けないと子供の集中力を邪魔してしまうので、これだと親のやることがいつまでも減りませんね。

文字よりも色やイラストで片付けのルールを示す

片付けに悩むキャシー

オシャレインテリアを目指して真っ白な箱を大量に用意して、オシャレなフォントでキッチリラベリングしたのに子供が全然元の位置に戻してくれない

こんな風に困っているとしたら大人の都合を押し付けすぎかもしれません。

子供の脳は色や形で全体を認識する「右脳」が圧倒的に優位に働いています。

同じ色、同じような字で書かれた箱は親の中ではキッチリ分類できていたとしても、子供の目からすれば全部同じに見えます。

それなのに「どうしてちゃんと箱ごとに分けて入れられないの?」なんて詰問してしまうのは、ルールのわからない場所でよくわからない試合をさせられているようなもの。

オシャレさや統一感にこだわる前に、子供でもわかるようにしなくてはいけなかったんですね。

具体的には

  • おもちゃの分類ごとに箱の色を分ける
  • ラベリングは文字だけでなく、イラストも入れる
  • 分類がされた状態の箱の中身を写真に収めておき、箱の前面に貼り付ける

ポイントは「初めてのお友達が遊びに来た時も片付けられるかどうか」です。

これを合格基準にして分類方法をわかりやすくしてあげれば、案外すんなり片付けてくれたりします。

引き出しの中は区切った方が実は戻しやすい

基本的にはおもちゃは放り込むだけのざっくり収納が向いています。

なぜならおもちゃを探すときは多少探しにくくても遊びたさゆえに(笑)一生懸命探すからです。

逆にしまうときはもうすでに興味が他のことに移っているのでなるべく簡単でないと戻してくれません。

文房具や身支度に関わるものなどは、他のものに倒れ掛かる、引き出しの中で混ざると困るので、仕切りをつけるなどして目的のものがすぐに取り出せるようにします。

しかし仕切りすぎには注意。あまりにも細かく分類された状態は探すのは楽になりますが、しまうのがおっくうになり片付けなくなってしまいます。

子供の性格や動きをよく観察し、本人の意見を聞きながら必要最低限の仕切りの数を模索するといいでしょう。

子供が大雑把なのか、几帳面なのかを見極める

教科書などにしても大雑把な子はファイルボックスに立ててパタパタと中身が見えるぐらいがいいですし、几帳面な子は教科や目的ごとに引き出しやトレーなどにまとめた方が片付けやすかったりします。

ブロックなどの細かいものに関しても、一つの入れ物に一緒くたに入っていても平気で遊べる子もいれば、色ごとにきっちり分ける方がストレスなく作品作りに没頭できるタイプもいます。

そしてこれは年齢や身体の成長によって同じ子でも変わってきたりする部分。だからこそいつも見ている親が「今の我が子に合った片付け方法」を見極める必要があります。

片付けを通すことでけっこう自分の子の事が見えてきたり、新しい発見がありますよ。

なんでもボックスが親子双方の解決案

  • 急に誰かを家に招くことになった!
  • くたくたに疲れているのに足の踏み場もないくらい散らかっている!

こんな時に役に立つのが『なんでもボックス』です。

その名のとおり、床に転がっている物を機械的にとにかく放り込む箱です。

片付けにおけるストレスの一つに『判断による疲れ』があります。

物の住所がしっかり決まっていたとしても、物を拾っていちいち住所を確認して元に戻すというのはやはり大変な作業です。

それを省略し、ブルドーザーにでもなった気分で床に転がっている物を根こそぎ箱に戻すという事であれば、脳の疲れを大幅に省略することができます。

 

だったら空いてる部屋に放り込めば?

お家が広い方や、子供部屋がすでにある場合など、とにかく空いてる部屋に放り投て、いわゆる『開かずの間』してしまうこともあるかと思います。

なんでも『部屋』でなく、なんでも『ボックス』にしておく理由はここにあります。

いつもしまいきれない物が箱から溢れているようなレベルであればもうすでに「物を持ちすぎ」です。

その中の一つ一つを見てみると、もはや「散らかることが目的」のようになっているおもちゃや雑貨も多いのではないでしょうか?

ですからなんでもボックスから物が溢れた時ぐらいが、物の量の見直し時期です。

このあたりで後述する『子供におもちゃを捨てさせるための具体的ステップ』を参考に、物の量を見直して持っている物をまんべんなく活用して無駄なく、快適に過ごせる『我が家の物の量』を決めていきましょう。

狭い家では高さをうまく使う

下は子供のもの、上は大人のもの。

当たり前のことですがこれを徹底することで

  • 届かないところに置いたせいでおもちゃや本が全然使われない
  • 下に置いたせいで大人の物がいたずらされてボロボロ

こういったことを防いで家の容積を無駄なく使うことができます。

高さ方向には優先順位があります。

  • 高いところ 使う頻度は低いけど保管しておくべき物
  • 大人の目線の高さ 大人がよく使うもの
  • 低いところ 子どもが自分で手に取って使い、しまうもの

持っている物の使用者や使う頻度に合わせて物を収納する高さも変えていきましょう。

子供のおもちゃに関していえば、収納の低い位置に置ききれない量のおもちゃは多すぎということになります。

そもそも、高い位置に置いておいても、子供から何も言われないようなおもちゃは2軍~戦力外通告対象者ということでもありますね。

利き腕に合わせて使いやすく置く

これは子供に限らず大人にも共通することですが、右利きの子が良く使うものは右へ、左にはストックやたまにしか使わないものを置きましょう。

そうすると無意識レベル、感覚として片付けが楽に感じます。これって意外と盲点じゃないですか?

しょっちゅう腕を変な角度に曲げて取り出しているものがあるとすれば、まずは「この位置で本当にあってる?」と疑ってみてください。

案外「なんだ!逆にしたら楽チンじゃーん」なんてことが子どものものに限らず、親のものにもあったりします。

親と子供どころか、兄弟姉妹ごとにやりやすい片付け方法が違うことを忘れない

誰にでも当てはまる正しい片付け方法というものは、実は無いらしいんですね。

大切なのは子供は自分とは違う考え方をする別の個人で、相手が良いと思うことは自分が良いと思うことと同じぐらい価値があることだということを、まず認めることです。

その上でお互いが納得できる片付け方法を試しては話し合い、話し合ってはまた試す。

この中でオーダーメイドの片付け方法や、家族のルールが出来上がっていきます。

自分では簡単で当たり前と思っている方法を「これしかない」と思って家族に押し付けているといつまでたっても片付きません。私がそうでした(笑)

自分では片付けが得意だと思っていて、片付かないのは私の方法を家族が実践できないから仕方ないぐらいに考えていたんです。

でも客観的に見れば

  • 見た目だけで選んだ片付けにくい家具を増やすのも父親であり夫の私
  • 誰も片付けられない収納方法や家具の配置を決めているのも父親であり夫の私
  • 寛大なフリしておもちゃや絵本、雑貨や服が増えていくのを無責任に放置していたのも父親であり夫の私

片付かない家にしている原因は、家族の中で一番片付けが得意だと思い込んでいた私の方だったんですね。

 

子供が自分でおもちゃを片付けられる収納作りができたかどうかのチェックリスト

「片付けの仕組みづくり」を実践していくと少しづつ効果が表れてきます。

以下のチェックリストがとても参考になると思ったので紹介します。

 

子どもが自分でできる収納チェックポイント

 

  1. いつも最後は親が片付けないと終わらない
  2. 子供に「これ開けて」「あれ取って」と言われることが多い
  3. 子供が寝た後に、モノの配置を変えることがある
  4. 今まで子供が自分で手放すと決めたおもちゃがない
  5. 片付ける前にゴミもいっぱいある

出典:『男の子が ひとりでできる「片づけ」』P17

これに一つでも当てはまるようなら「収納を見直しましょう」ということらしいんですが、それだといつも当てはまってしまうので(笑)

今までの生活を改めて、断捨離や片付けの効果を実感するためのものさしとして言い換えるとこんな感じですかね。

  1. 親がずっと付き添わなくても最後まで片付けきれるようになった
  2. 子供に「これ開けて」「あれ取って」と言われる回数が減って、自分で取り出せるようになってきた
  3. 子供に聞かずに、モノの配置を変えることが少なくなった
  4. 子供が自分でおもちゃを手放すと決めることがチラホラ出てきた
  5. 物の定位置が決まっているので、戻す場所を探すことがなくなった

子供が自分からおもちゃを片付けられるようになるには?

子供に「なぜ片付けなくてはいけないか?」を教える

まず大前提として子供なんで片付けなきゃいけないのかが理解できません。

「まだあそぶのに」

こう思っているはずです。

だけどここで親や大人の都合を押し付けるのではなく、以下のような論理で話してみます。

 

散らかったままだと遊びたいものを探すのに時間がかかる

(実際に散らかったおもちゃと、整頓されたおもちゃの中から、それぞれ目的のものを探すゲームをして実感させるのもアリ)

時間がかかると探すのが嫌になってママやパパに頼む

パパとママも見つからなくてイライラして怒られる

遊ぶ時間も少なくなるし、怒られるし良いことない。

だからおかたづけしよう!

 

はじめは屁理屈ばかり言って真面目に聞かないかもしれませんが、この論理で押し通しましょう。

片付いてない部屋で撒菱(まきびし)状態になったおもちゃにイライラして怒っても、いつも同じ論理で話をすればなぜ怒られているかが理解しやすいですし、

いずれ「じゃあ片付けた方がいいや」と少しでも思ってくれれば自発的に片付けられる方向に向くはずです。

 

あとは絵本でも片付けをテーマにしたものがいくつかあったので、最近では我が家ではこれを読み聞かせするようにしています。

 

子供にお片付けを教える本当の目的は部屋をキレイにするためじゃない

そもそもなぜ私らの家はこんなに物で溢れていて、大人も子供も物を取っておきたがるんでしょう?

それは未来の選択肢を少しでも残しておこうとするからなんじゃないでしょうか。

老い先が短くなってきた(笑)親の私らでも「いや、将来使うかもしれない」と選択肢を残しておこうとするのに、無限の選択肢の前に立たされている子供であればなおのこと。

『遊びたくなるかもしれないおもちゃ』の中からいらないものなんて選べるはずないですよね。

 

片付けの基本はいらないものを選ぶのではなく、大事なものだけを選ぶ作業です。

 

子供と一緒に片付け方法を考えたり教えたりするのはキレイな部屋に住むためだけではありません。

子ども自身になりたい自分、 実現したい暮らしを想像し、そこから逆算して好きなものを選び取る能力を身につけさせるための練習になるからです。

自分が描いた理想像を選び取るチカラがないとダラダラと決断を先延ばしして、無限の選択肢の中から何も選べずに年だけを重ねてしまう恐れがあります。

 

よくあるのが中高生のお子さんを持つ親御さんの話で、

「うちの子は机の上がぐっちゃぐちゃで全然勉強しない。将来何になりたいか聞いてもパッとした答えがない」

そんな風にぼやいている親御さんがいますが、そんな家庭に限って親のテリトリーも子供と同様に散らかっていたりします。

子供だけでなく親の方ですら、「自分はこれでいく」という取捨選択ができていないんです。私がまさにその典型(笑)

 

アレもコレもと判断を先延ばしにした結果、大人になってからすごく困ってます(笑)

 

子供のころから『選び取る練習』『選択肢を捨てる練習』をしていなかったら

中高生でいきなり「あなたは将来何になりたいですか?」なんて聞かれても、

答えられなかったり、聞くたびに答えが違っていたりするのは当たり前ですよね。

 

実際に『男の子が ひとりでできる「片づけ」』ではこんな風に書かれています。

「片付け」で子供に身につく5つの生きる力(要約)
  1. 選ぶ力 自分の価値観に合ったものを選ぶ
  2. 判断する力 人の意見に振り回れず自分に合っているかを判断する
  3. 続ける力 目標のために小さな習慣を積み重ねていく
  4. 思いやる力 お気に入りの空間やものを丁寧に扱う、次の人のことを考える優しさ
  5. 責任感 自分のことは自分でやるという心構え

出典:『男の子が ひとりでできる「片づけ」』P28

家も片付いて暮らしやすくなる上に、教育にもなるとわかった段階で、我が家としては「片付いていない家で暮らし続ける」という選択肢はなくなりましたね。

子供におもちゃを捨てさせるための具体的ステップ

なかなか難しい子供のおもちゃの処分。

子供におもちゃを断捨離してもらうときはいらないものを聞いていくのではなく、大事なものを順番に教えてもらうようにしましょう。

子供のおもちゃを本人が納得して処分するまでのステップ

 

  1. 収納スペースや、箱の大きさを決める
  2. 大事なものから順番に入れていってもらう
  3. 入りきらなかったおもちゃが「2軍」のおもちゃ。どうするかを本人にたずねて、処分する決断ができれば処分し、まだ迷うようであればもう一度最初から繰り返すか、一時的に別の場所で保管。
  4. 保管したおもちゃの中から好きだったおもちゃなどは頃合いを見てどうするのか、もう一度聞く。

一番大事なのは勝手に捨てないことです。

根気もいるから大変ですし、さっさと片付けたくて焦る気持ちもわかりますが、ここが正念場。

山のようにある大人からすればガラクタのようなおもちゃも、『情報過多のこれからの時代で、子どもが自分の本当にやりたいことを選び、幸せになる力が身につくセット』という教材が無料で届いたと思って(笑)焦らず、しかし止まらずに、少しずつ減らしていきましょう。

 

中には子供の方が「もういらない」と言っているにも関わらず、親の方がちいさくてかわいい体で一生懸命遊んでいた面影が忘れられずについつい取っておいてしまうこともあるかもしれません。

 

 

思い出を大切にするキャシー

ジョニーとの思い出のおもちゃを捨てることなんてとてもできないわ!

そんな場合は

  • 売る
  • 寄付する

このあたりの選択肢も視野に入れると、心理的負担がグッと下がるのでおもちゃも処分しやすくなります。

具体的には『メルカリ』や『セカンドライフ』などのサイトが有名ですね。

また、壊れてしまったおもちゃも物によっては処分どころか買い取ってもらえる場合があります。

壊れたおもちゃをおこづかいに替える

不用品買取の業界でも珍しい壊れた変身ベルトでも買い取ってくれる買取業者について書いています。

仮面ライダーの変身ベルトは捨てちゃダメ!壊れてても売れる方法

なかなか言うことを聞かない男の子に楽しく片付けをさせるやり方

「男の子は自分で納得しないと動けない」という側面があります。

2人の小学生の男の子を持つライフオーガナイザー・中村佳子さんがおすすめする「男の子のやる気スイッチの押し方」はとても参考になります。

男の子のやる気スイッチの押し方

 

  1. お願いは2択で
  2. 競争心をくすぐる
  3. 憧れの人のメッセージに変えて伝える
  4. 自分で選び取る

出典:『男の子が ひとりでできる「片づけ」』P20

我が家でけっこう効果があるのは『パパの優秀な助手作戦』です。

普段は子ども扱いされているのに、急に頼りにされるとなんだか子供の方も燃えるようで

「よし!パパはこっちを片付けるから、そっちのおもちゃを頼む!」とかやると幼児の重い腰を高確率で上げてくれますよ。(笑)

 

親が管理すべきものを効率よく片付ける収納を作る

プリント類はお客さんからの死角、かつ、自分が最も目にする位置に

『部屋が散らかってる感』を増してしまうものの一つに冷蔵庫にべたべたと張り付けたプリント類がありますね。

わかります、わかりますとも。貼っちゃうよね~だって磁石ですぐに貼りつくんだもん。

忘れてはいけない直近の幼稚園、学校行事の案内や、給食の献立など、

収納してしまっては何の意味もない、しかしダサくて散らかって見える!

この「実用性は高いが、著しく美観を損ねる物」は自分にしか見えない位置に収める方法を取るのが吉です。

ようはお客さんや、自分がくつろいでいる場所からは見えにくくて、ガツガツ家事をこなしてる時などに見える位置に貼れば

忘れにくく、かつ、散らかって見えません。

キレイなファイルをはりきって用意する前に、そういった場所がないかを探してみてください。

子供関係の書類は廃棄予定用と保管用にファイルを分ける

どんなにズボラな家庭でも避けては通れない子供関係の事務作業。

予防接種の案内や、幼稚園のお知らせ、保険の各種書類など、後でやろうとしてついつい溜め込んでしまいますよね。

かくいう私も奥さんに任せっきりでなので、緊急で何か書類を確認しなければならなくなったりしたらお陀仏です。(今のとこないけど)

子供用の書類は2つのファイルに分けると便利です。

  1. 一時的な書類を期限まで挟んでおくバインダー
  2. 期限を決めずに保管しておくべき書類を入れるファイルフォルダ

こうすると

  1. 幼稚園のイベントごとなど、期日を過ぎてからは必要がない、すぐに確認すべき書類
  2. いつ必要なのかは予測できないけれど、必ず必要になる書類

この2つを分けられるので必要な書類を誤って捨ててしまったり、ママ(パパ)でないと見つけられないといったことが防げます。

子供の作品は反抗期の頃に見返すと効く

子供が一生懸命作った絵や工作、すべてを飾っておきたいけれど棚のスペースや壁の面積にも限度があります。

そういった場合は

  1. 作品を一時保管する箱
  2. 必ず作品の写真を撮ってから処分する習慣

この2つを用意すると便利です。

親が後で見返して懐かしむという目的はもちろんのこと、中学生ぐらいになって自分ひとりで大きくなったような顔をし始めた時に本人に見せてあげるのが反抗期対策になるそうです(笑)

たしかにコミュニケーションが取りづらくたってから親の愛情を言葉で伝えるのは難しいですが、それまで積み重ねた愛情を形で見せられるのは大きいかもしれません。

知育玩具は目的別、用途別に分けないと意味がない

おもちゃにも2種類あります。

  1. 子供が自分で自由に遊ぶためのおもちゃ
  2. 何かを習得するためのおもちゃ

ここを分けずにすべてを一緒くたに収納してしまうと、高価な学習教材、知育玩具も数百円のガチャガチャのおもちゃと全く変わりません。

もう一度言いますが、知育玩具をただ与えても何の効果もありません。

なぜなら…

我が家がそうだったからです(笑)

こどもちゃれんじを長男が2歳のころから続けていますが、これといった成果を上げることはできませんでした。

しかしそれはこどもちゃれんじが悪いわけではありません。

むしろ教材ごとの目的はしっかりしていて、かつ子供が必ず興味を示すように作られています。

特に『はてなんだくん』の精巧さは大人の私でもいまだに「どうやってここまで緻密にできているんだ?」と不思議に思うほどよくできています。

はてなんだくんとは?

 

カワイイ黄色いマスコット型の音声タッチペン。

このはてなんだくん一つで、その後送られてくる教材に合わせた音声が鳴ります。

しかも同じところをタッチしても数パターンの音声で質問し返して来たりなど、子供の興味を刺激する、飽きさせない工夫が随所に感じられる上に頑丈!

下の子がなんでもしゃぶりまわすような環境でべちょべちょにされてもはてなんだくんは負けません!

すごいぞ、はてなんだくん!

こどもちゃれんじなどの学習教材、知育玩具は通常のおもちゃと完全により分けて

知育玩具を無駄にしないためのポイント

 

  • 目的別にトレーに収納する(ラベリングも必須)
  • 始める時間、おしまいにする時間を決める
  • 親が最後まで責任をもって付き添う

ここまでしないとただの付録レベルで終わってしまいます。

うちの子は最終的には合体ロボの標的としてしまじろうを駆逐してしまっています(涙)

こどもちゃれんじで本当に試されているのは親の方です。

私のようなしくじりを犯さないように上記のことに気を付けてもらえれば、

こどもちゃれんじは子供をおもちゃで好き勝手遊ばせておくのとは一味違った反応が得られる素晴らしい知育玩具だということを

我が家で合体ロボとの戦争に巻き込まれて戦死したしまじろうの名誉にかけて伝えておきたいと思います。

 

子供の学習机は幼児の頃から用意した方がいいのか?という親の悩み

中学生に上がるまでは『リビング学習』を取り入れるのもアリ

子供は一番リラックスできる場所、 つまり親が見ていてくれる場所でこそ勉強がはかどるという専門家の意見もあり、実際に80%を超える子どもたちがリビングで、つまり親から見える位置で勉強をしているというアンケート結果もあります。(子育てママのための雑誌『Como』調べ)

実際に有名大学に通う学生さんに小学生のころどこで勉強していたかを聞くと「リビング」という答えも多いそう。

というわけで長男が幼稚園入園をひかえた我が家では、リビング学習を取り入れることにしました。

リビング学習で気を付ける点に関しては以下の点に注意して進めていこうと思います。

リビング学習のコツ5カ条

 

  1. 子供の真正面に座る(監視ではなく見守り)
  2. 食事の準備の時間とキチンと分ける(集中力を邪魔しない)
  3. 時間を意識させて短時間で終わったら褒める
  4. 学習道具の定位置を決めて、学習習慣と片付けの習慣を一緒に身につける
  5. 集中力が途切れがちで、家のスペースに余裕があれば専用のデスクを用意する

出典:『頭のいい子に育つ!リビング学習&子どものモノ収納術』P5

親子ともに集中とリラックスを追求した部屋にするには

リビング学習という子どもにとって本当に効果的な学習法を取り入れたら、部屋作りの面からも学習環境を整えたいですよね。

テレビでも一世を風靡したメンタリスト・Daigoさんのニコニコ動画チャンネルで観ることができる『集中できる部屋の作り方~大掃除ついでに最高の環境を作る』という動画は、人間が自然と集中しやすいような部屋作りの方法をかなり具体的、かつ信頼性の高い大学の論文などを基に紹介してくれ、大変納得のいく内容だったので我が家でも取り入れることにしました。

ここでは動画の中で紹介されていたポイントを5つほど、勉強や情操教育を考えた子供部屋を作るという視点に置き換えてご紹介します。

①人間は室温25度が最も集中でき、13.9度が一番リラックスできる

要は人間は温度に飽きてしまうんです。

そこで意識的に集中したい時は部屋の温度を上げ、

リラックスしたい時は換気したり、シャワーを浴びたり、スーパーの冷凍コーナーで涼むなどして(笑)

 ⇔ 

温度を使い分けることで集中力を高めるやり方があります。

子供の勉強に対する集中力が上がらないのは、冷暖房費の節約を子どもに押し付けすぎているせいかもしれません。

②イスに座って勉強することがいいこととは限らない

テキサスA&M大学の研究では立ったまま勉強する『スタンディングデスク』で勉強したグループの方が、座って勉強したグループよりも頭がよくなるという研究結果が出ています。

日本の教育では長い時間ジッと座っていられる子の方が落ち着きがあって、行儀がよく、頭もいいような風潮がありますが、それはもうすでに古い考え方です。

宿題のノート、お絵かきのスケッチブック、知育教材、なんでもいいですが、子どもが集中力をもって取り組むべき課題を目の前にしている時、

これからは「イスにちゃんと座りなさい!」ではなく「脳の血流が滞らないようにしなさい!」と言わなければなりません。

③リラックス効果を最大限に高めるために青い照明を使う

きちんと集中するには、キチンとリラックスしなくてはいけません。

オンオフの切り替えですね。

このあたりをついつい成り行き任せにして「疲れたから休もう」ぐらいにしている場合がほとんどなのではないでしょうか?

リラックスの時はただ休むより、青い光の中で休むと効果が3倍になることがグラナダ大学の研究で分かっています。

水族館の大きな水槽の前でボンヤリしてしまった経験ってありませんか?アレです。

あの深く息抜きできる感覚は錯覚でも何でもなく、青い光がもたらすリラックス効果だったんです。

集中した時は白くて強い光。

リラックスして休憩したい時は優しい青い光。

部屋の照明をこのように使い分けると、自然と集中出来たり、深く休める環境が作れます。

 

かといって休憩のたびにいちいち青い電球に取り換えるわけにもいかないですよね(笑)

この『光を効果的に使うことによる人間への効果』をスマホ一つで切り替えられるLED電球があります。

このHUE(ヒュー)であればスマホ一つで簡単に部屋の照明の色をコントロール。

タイマーを設定すれば、決められた時間に部屋が勝手に青くなるので「あ、休憩時間だ」なんていう風に、意識と身体が自然とリラックス状態に入れます。

④部屋に自然を取り入れる

人間がもっとも集中とリラックスのバランスが取れる場所は自然の中です。

余計なものが何もない部屋なら集中でし続けられるわけではないんですね。

子供が勉強する環境には積極的に自然を取り入れましょう。

 

観葉植物・アクアリウムなどの部屋を緑化する。

これをやるだけでも

  • いいアイデアを思いつく
  • 難しい問題に柔軟に取り組む

こういった傾向が何も置かない場合に比べて15%も上がるということがテキサスA&M大学の研究でわかっています。

 

家の近所のフラッと出かけられる場所に公園や自然を感じられる場所があるならそういったところで勉強してみたり、そういった風景が見える場所に子供の学習環境を整えてあげるのもいいですね。

 

家の周りは建物だらけで、家の中には緑化するスペースもない

子供の世話で手いっぱいで、観葉植物なんて置いてもすぐに枯らしちゃう

そんな方は『自然の写真』を見る、あるいは部屋に緑色の物を増やすだけでも緑化するのと同じ、自律神経のバランスを整える効果があるということが、アムステルダム自由大学の研究結果でわかっています。

⑤猫飼うと家族全員頭が良くなって、ストレス強くなり、健康に良い

猫を飼っているとストレスに強くなり、ストレスを感じた後に休憩を取った場合も、飼っていない場合に比べてより早くリラックス状態に入れるできることが、2002年のニューヨーク州立大学の研究によってわかっています。

他にも猫を飼っていることによる人間への影響を調べた聖ヨゼフ病院の研究では

  • 幸福感
  • 人生の質
  • 不安になりにくいかどうか
  • 自信のレベル
  • 集中力

こういった項目が猫を飼っているだけで高くなるということがわかっています。

また、飼ってる猫と仲が良い子ほど、人生の質、健康レベル、 思いやりのレベルが上がる、活動的になるということも、2017年に2262人の子供を対象に行われた研究でわかっています。

 

さいごに:おもちゃの収納、片付けに悩む親におすすめの本

『子供』という一見すると整理整頓や片付け、ルールなどと無縁な存在と思われがちな存在と暮らす生活。

私もかつてはこの記事でも語っているようにややあきらめムードに浸って達観するような向きもありましたが、大丈夫。

世の中の全ての親が困り続けてきたことなので解決法は必ずあります。

問題はそれぞれの家族ごとに適したやり方があって、それは自分で試行錯誤していきながら少しづつ見つけるしかないということ。

でも必ず見つかります。

最後に、今回の記事でとても参考になった書籍を挙げておきますので、

「いつも子どものおもちゃが散らかっているのが当たり前になってしまっている家をどうにかしたい」と悩んでいるなら一度手に取ってみてください。

 

子供の生き物としての習性を利用した仕組み作りがとても参考になりました。

学習机を買う前に必ず読むべき一冊。

個人個人に合った収納の方法を見つけるためのメソッドがたっぷり。

今までの”当たり前”というメンタルブロックを外して『減らすこと』に視点がいきます。

片付いた部屋までの具体的なステップがワークシートになって掲載されていて実践向き。

「排水溝のヌメヌメ」などオシャレさとは縁遠い、生活のリアルな悩みに向き合ったマンガ。

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