DIY 初心者 本棚

本棚DIYに必要な工具と作品の出来を大きく左右する最も重要なこと

本棚作るぐらいなら実は工具ってそんなにたくさん必要ではありません。

最低限必要なのはキチンとしたクオリティの『インパクトドライバー』『メジャー』ぐらい。

あとは本棚を組み立てるための作業スペースを家の中に確保できれば完璧。

アレもコレも揃えようと張り切る前に最低限の準備でまずは始めてみましょう。

※この記事はDIYの第一歩~から続く全8回の講座の5回目です。⇒第1回目『DIYの第一歩は資料集め。本や雑誌を見なくてもアイデアがジャンジャン湧いてくる必須ツール』

DIY初心者でも必要な工具はそんなに多くない

道具はアレもコレも揃えなくていいです。

無いとどうにもならない工具

・インパクトドライバー

  1. 14.4V以上のバッテリー
  2. 静かさを売りにしている
  3. コーススレッドの90mmまでは締め付けられる
  4. 重さが1.5kgを超えない

このあたりを基準にして選べば、どのメーカーを使っても損はないかな、っていうのが率直な意見です。

・メジャー

メジャーはぜひタジマ製のものを買ってください。

なぜなら

  1. 剛厚テープ仕様でメジャーを伸ばした時にフニャフニャ折れ曲がらない
  2. 幅25mmのテープはねじれなどにも強く、目印の線を引く時も使いやすい
  3. 木材に引っ掛ける爪の部分が強く、長く使っても開いたり曲がったせず正確な寸法を測れる

100均のメジャーはこの辺りがダメです。

DIYで本棚を作るなどの用途で使おうとすると、折れ曲がってイライラしたり、せっかく測った寸法がズレていたりしてしまいます。

・えんぴつと消しゴム

これは家にあればなんでもいいです。

ただ10Bとか10Hとか硬さが極端なものは除きます。

シャーペンだと細すぎて木材にペン先が食い込んでしまいますし、ボールペンは後で消せないので却下。

本当に必要なのはこのぐらいですかね。

馴れると、何にもない部屋でこれだけ渡されても本棚ぐらいなら作れます。

なぜこの2つの工具は高いものをオススメするのか?

インパクトドライバーとメジャーは使用頻度がとにかく高いんです。

何を作るにしてもこの2つは必ず使います。

この2つの工具のクオリティがしっかりしているとそれだけで気持ちよく、正確で、安全な作業ができます。

「道具が8割、腕が2割」と言ってた職人さんもいました。

私も10年ほど前に独りで小屋を作り上げた際にマキタの4万ぐらいするインパクトドライバーを購入しました。

長いネジから、穴あけまでガンガン使っていますが、いまだに故障なく使えています。

電動工具に関しては値段とクオリティが比例してしまうので、趣味の初期投資としてはかなり高い買い物になってしまいますが一流メーカーの良いものを買うことを普段からオススメしています。

絶対必要ではないけど、あると超便利な工具

・差し金

直角に線を引くための定規です。

本棚の棚の高さをメジャーで印した後に、木材の側面と直角になるように線を引いておけば棚板を水平に付けることができます。

・養生プラダン

木材が床や壁を傷つけないようにマットやボードで保護しましょう。

本棚を組み上げていると木材の向きをコロコロと変えたりすることが多いです。

その都度そーっと気をつけながら作業するのは難しいです。

時には手が滑って床に木材を落としてしまったりすることもあります。

そうした時に床や壁を凹ませてしまっては家をオシャレにしたいのか、ボロボロにしたいのかわからなくなってしまいます。

キチンと『養生』しましょう。

ホームセンターにいくとこういった床や壁を保護するための『養生材』が山積みされていたりします。

養生用のプラダンなどは安い・軽い・丈夫・捨てやすいと職人さんにも大人気。

スーパーで言ったらタマゴ。

薬局で言ったら箱ティッシュです。

ノリでいきなり作り始めて、壁に大穴開けてから悩むより、『転ばぬ先の杖』として養生はしておきましょう。

・ワークレッグと12mmのベニヤ板

折り畳み可能な簡易作業台が10秒で作れます。

床で本棚を組み上げてもいいんですけど、屈みこんでネジを打つのは結構疲れます。

常に腰高ぐらいの高さでネジを打つことが出来れば理想的です。

でもダイニングテーブルで作業するわけにもいきませんよね。

このワークレッグなら普段は本棚の後ろなどのスペースに差し込んで収納しておき、作業する時だけサッと組み上げてベニヤ板を乗せるだけで簡易的な作業台ができちゃいます。

  • 車庫や物置、作業部屋などのスペースが確保できる
  • 今後も色々DIYをやっていきたいと思ってる

そんな方にはオススメです。

作業効率がグッと増して、疲労度はガクンと落とせます。

DIYに必要なのは工具と作業に集中できる作業スペース

DIYをする際、ついつい材料や設計、道具のことばかりに目が行きがちですが、作品の出来そのものを大きく左右するのが「ストレスなく作業できるスペースがあるか?」という部分です。

これは長年、家の中と仕事場の両方でDIYをしている中でかなり重要な部分だなと感じています。

  • 大きな材料を取りまわしても周りに当たらない
  • 粉塵や騒音を出しても気にならない
  • 部外者にジロジロと見られたり、邪魔されない

こういったことを考慮したうえで至った結論がこれです↓

結論:家が一番

私の至った結論は『家の中で静かにやる』です。

木材の加工をする際の粉塵や騒音の問題にはホームセンターのカット加工サービスが使えます。

組み立ての際の木材の取り回しや騒音の問題は養生をしっかりとすることで対応。

マンションなどの集合住宅の場合、部屋までの木材の運搬は小さなパーツを組み合わせて大きな家具を作るように設計することで解消できます。

最後に残る問題はやっぱり『人の目』です。

駐車場などの外でDIY?

駐車場や大きな公園などを利用することもできますが、外で組み上げてしまうと結局、完成品の搬入が引っ越しレベルになるという…

周りからの視線というのもありますから、初めてのDIYで変なことに集中力を削がれて楽しめないのも嫌ですよね。

DIYに必要な工具を揃えた上で楽しむコーヒー

納期が決まっていて、客先からの依頼で仕事としてやるわけではないDIY。

工程もぜひ楽しみたいじゃないですか。

好きな音楽かけて、飲んだり食べたりしながら休みの日にのんびりやるのがいいですよ。

焦って作ると結果としていいものはできません。

手間を惜しまず、一つ一つ丁寧に確認しながら作業を進めることが結果として素人が作ったとは思えないほどの完成度と満足度をもたらします。

さて、それでは欲しい木材、必要な量、揃えるべき道具や作業場所の確保まで、全ての準備を整えたら

次はいよいよ買い出しです。

次の記事 >>DIY初心者が初めて木材を買い出しを成功させるために知っておきたい5つのコツ

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