DIY本棚自作

ホームセンターの店員がおしゃれな本棚をDIYで自作する前に必ずやること

DIY本棚自作

たくさんの資料を集めておしゃれなDIYの構想が膨らんできたら、スケッチに起こしましょう。

使うものは『メジャー』と『方眼ノート』

そして『平衡投影図法』です。

中学の美術の授業で習いましたね。

ヘタクソでも大丈夫。

ここでの目的は作りたいものの構造を理解することです。

DIYで作るオリジナル本棚を置きたい場所を決める

ここからは具体的なイメージとして

  • 家具屋には売っていない本棚
  • どこのホームセンターでも売っているツーバイフォー材を使う
  • シンプル&ラフなデザインで初心者でも頑張れば作れる

こんな本棚を作るつもりで話を進めていきます。

本棚を置きたい場所は決まっていますか?

リビングの壁一面本棚とか憧れますよね。

DIYは言わばセルフオーダーメイド。

置きたい場所を決めてしまえばそこにピッタリハマるものを作ることができます。

本棚を置きたい場所の幅、奥行き、高さを測る

DIY本棚を置きたい場所が決まったら採寸。空きスペースの幅、奥行き、高さを念入りに測って記録します。

基本的に、幅や奥行きは床を測ればいいんですが、出っ張りに注意。

部屋にあらかじめ付いている出っ張り(幅木、廻縁)や、隣の家具の取っ手や飾りが、思わぬところで出っ張っていることがあります。

それを見逃すとせっかく本棚が入らない。床だけを見ずに高さ方向もくまなくチェックします。

DIYで本棚を作り始める前にやるべきスケッチの描き方【実践】

オススメは方眼ノート

方眼ノートを使って『1マスにあたり50ミリ』などという風にしてスケッチを描きます。

全体のサイズのバランスが想像と現物で大きく変わってしまうのを防ぐためです。

注意

センチではなくミリに慣れよう

建築資材の世界はミリでのやり取りが普通。

基本的に全ての材料がミリで表記されており、店員とお客さんのやり取りもミリで話されます。

問い合わせの時に、センチで店員に話してもイマイチ通じない場合があります。

また、長さを測るメジャーや差し金と言った道具もミリ単位で表記されています。

DIYを始めるのを機に、ミリで長さを測るクセをつけましょう。

DIYで棚を作る際のスケッチの描き方は中学校の美術の授業で習った平行投影図法

「えー、スケッチなんて言われても美術の才能0よ?」

安心してください。私もイラストレーターでもなければ、絵で賞をもらったこともありません。

DIYのスケッチで描くのは『四角』の積み重ねです。

そこに美術の授業で習った『平行投影図法(キャビネット図)』をちょっと足すだけ。

キャビネット図とは?

平面だけでなく簡易的に奥行きを書き足すことで、一つの図で簡単にものの形を理解できる図法。

正面から見た寸法は実物と同じ長さ。

斜めの奥行き方向は45度の角度に実物の1/2の長さで描く。

1.四角を描く

まずDIYで作ろうとしている本棚を真正面から見た図を描きます。

まぁ、つまりはただの四角です。

一マスを50mmに見立てて本棚の一番外側を描きます。

全体のバランスをキチンと把握するためにもここの寸法は正確に描きましょう。

2.奥行きを描く

ただの四角に斜めの線を足して奥行きを出していきます。

実際の奥行きの1/2、角度は45度です。

実際に作る本棚の奥行きは235mm

→1/2なので117.5mm

→1/10スケールで描いているので約11mmの線を45度で描く

急に箱っぽくなってきましたね。

先ほど採寸した寸法を元に、本棚のサイズを書きこみます。

この寸法を超えなければ「せっかく作ったのに大きすぎて入らない」ということはありません。

ここで私が

  • 高さ 1800mm
  • 幅 900mm
  • 奥行き 235mm

としているのは材料のサイズに合わせているからです。

建築の世界は全ての寸法が3の倍数でできている。

そのためこのサイズにしておくと

  • 材料の無駄がない
  • 家の中でのサイズ感がちょうどよくなる

こういったメリットがあります。

もちろんセルフオーダーメイドのためのDIYですから、作りたいサイズを優先させるのも全然アリです。

3.中に置きたいものを決めて棚板の高さ、数を決める

棚板の高さや数、適当に決めてしまってもいいんですが、せっかく本棚をDIYでセルフオーダーメイドするんですから置きたいものを決めてそのサイズに合わせた高さにしましょう。

ポイントは同じ高さ別に分類することです。

大判サイズの写真集や図版を置きたいなら、まず下段には350~400mmのスペースが必要ですね。

もう1段目はB5サイズのビジネス書を並べたいので300mm。

そのもう一段上は新書や文庫本を並べるために200mm。

具合に置きたいもののサイズを考えながら高さや段数を決めていきます。

4.ディティールを描きこむ

もうここまでくると頭の中ではかなり具体的なところまでイメージができているんじゃないでしょうか?

棚板などに奥行きを加えながらディティールも描きこみましょう。

もはや作らずにはいられないところまで盛り上がってきましたね!

こうして作りたいものをイメージが具体的にできたら完成までは近いですよ。

次はいよいよ熱い想いを詰め込んだスケッチを握りしめてホームセンターに材料の下見に行きましょう。

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