DIY 間仕切り 壁作る

DIYで作る間仕切り壁の材料と入手方法をホムセン店員が初心者向け解説

DIY 間仕切り 壁作る

子供達も大きくなってきたし部屋を2つに分けてそれぞれの個室にしたいなぁ

来客の時に玄関から奥までが丸見え!目隠しになるような壁が欲しい!

広すぎる1LDKを区切って仕事に集中できるワークスペースにしたい

そんなご要望にお応えします。

 

どーも、ホームセンターで木材、建築資材を10年間接客、販売し続けているツマルトです。

年間の来客数はザッと東京スカイツリーと同じ500万人。

担当部署の年間売り上げは10億円の売り場で全ての商品に関わっています。

【本記事の内容】

  • 壁の構造や、実際に使われている材料についてわかりやすく解説します。
  • DIY初心者でもちゃんと建築資材を買えるような上手なホームセンター利用法をお話します。
  • 賃貸物件や、子どもが成人するまでの一時的な間仕切り壁として便利な『2×4つっぱり壁』をご紹介します。

家一軒まるごとリフォームするのは大変ですが、中の空間をどう利用するかは住んでいる人が決めるもの。

自分の空間を自由に作れる技術をぜひ身に付けて暮らしをチューンナップしてみてください。

DIYで間仕切り壁を作る前に:壁ってどういう作り?

普段目にしている壁はざっくりいうと柱と板でできています。

このように等間隔で立った柱に板を打ち付ければ完成です。

 

柱同士の間隔は500mm以下を目安に立てるといいです。(それ以下の間隔であればOK)

打ち付ける板の継ぎ目のところに柱がくるように考えてデザインします。

 

ベニヤ板のサイズはおおむね1820mm×910mmで規格化されているので、そのまま打ち付けることを前提に柱の位置を割り振っていき、最後だけ半端なサイズにして作りたい壁のサイズに合わせるという手もあります。

 

間仕切り壁をDIYで作る時の柱の材料は何を使えばいいの?

木材金属の壁下地材である『軽天材』を使います。

木材であればネジを打ち込むのが楽ですし、現物合わせでノコギリで切ったりするのが楽です。

軽天材であればあらかじめ壁を建てこむ専用の材料として作られていますから、材料の長さを壁の寸法に切ってしまえばあとは組み立てるだけで壁の下地ができます。

 

木材で壁の下地を組む場合

板の継ぎ目の位置にくる柱は45mm×105mm、板の中間に立つ柱は30mm×105mmという寸法の柱になります。

しかしこれは新築の家の壁を施工業者が作る場合の基準ですから、正直かなり分厚いです…

ぶっちゃけ30mm×40mmの木枠でも間仕切り壁としては十分機能するので、DIYで目隠しの壁を作るような場合はこの程度のサイズの木材でもいいでしょう。

軽天材で壁の下地を組む場合

マンションや店舗などで間仕切り壁を作る場合は金属の壁下地材である『軽天材』を使うことが多いです。

コ型の形をしたレールの役割を果たす『ランナー』柱になる『スタッド』を使い、大きな空間に部屋を作っていきます。

軽天材のメーカーとしては以下の三社が有名で、webカタログでは部材の詳細な使い方も見られるので参考にしてみるといいですよ。

軽天材のメーカー一覧

 

<軽天の組み方>

こちらの動画では腰高ぐらいの壁下地を作っていますが、天井までの間仕切り壁とやることは変わりません。

柱材として使われる『スタッド』の中に木材の角材を入れておけば、後からネジを打ち込んだ際もネジがしっかり効くので、後から壁に重量物を取り付けたい場合にも施工しやすくなります。

賃貸なんだけどDIYで間仕切り壁作ったりできる?

床と天井をつっぱって柱を立てる専用の商品を使います。

こうすることで床や天井にネジを打たずにしっかりとした柱を立てることができます。

具体的な商品としては『ディアウォール』『ラブリコ』『ウォリスト』といったものが有名ですが、間仕切壁の柱を立てるならラブリコがオススメです。

調整ネジの締め具合でつっぱりの加減を調節しやすいからです。

この床と天井をつっぱる商品は全て『2×4(ツーバイフォー)』という規格の木材(38mm×89mm)専用にできていますので、必然的に賃貸の物件でDIYで立てる柱は2×4を使っていくことになります。

2×4DIY徹底解説

2×4を使ったつっぱり柱のDIYに関してはこちらで詳しく解説しています。

【ツーバイフォーDIY】天井と床をつっぱって棚作る-ラブリコ、ディアウォール、ウォリストまで-

DIYで間仕切り壁を作る材料はどこで買えるの?

DIYで壁を作るための材料は全てホームセンターで揃います。

逆に言えば工事業者ではない一般のDIYerが壁の材料を買おうと思ったらホームセンター以外では買えるところは無いんじゃないかと思います。

(地域名) ホームセンター』で近場のホームセンターを検索し、可能であれば店内のエリアマップを確認。

『資材館』や『木材コーナー』などの記載があれば2×4やその他の部材も取り扱っている可能性が高いです。

それではホームセンターを利用する際のポイントやチェックするべき項目をいくつか紹介しておきます。

DIYで壁を作る材料を仕入れるにはまず下見から

いきなり材料や道具を全てそろえるつもりで初めてのホームセンターに行くのはあまりおすすめしていません。

実際に行けば必ず「思ったのと違う」ことが発生するからです。

まずは下見。使う材料の取り扱いの有無、材料の寸法や価格を調べるつもりで見に行きましょう。

ホームセンターで買った材料のカットは頼めるか

ホームセンターでは買った材料を指定の寸法でカットしてくれるサービスをやっているところもあります。

DIY初心者の内はこういったサービスをうまく使えば、高価な電動工具をいくつも買い揃えたり、『ベニヤ板をまっすぐ切る』などの難しい作業をしなくても済みます。

軽天材などを使って間仕切壁を作る場合は、あらかじめ天井高などを計っておけば基本的には柱の長さは均一なはずなので、高速カッターなどで一気に切り落としておいてもらえば、火花を飛ばしながら切る手間も省けます。

どうやってホームセンターから材料を搬入するのか

ホームセンターから材料を持って帰るのは車が基本です。

自分の車に積み込めれば問題ありませんが、

  • 大きくて車に入らない
  • そもそも車を持っていない

こんな場合はレンタカーを利用するか、ホームセンターの貸し出し車を利用します。

料金も無料の場合がほとんどですので、なるべくこの無料の貸し出し車を利用するのがオススメです。

大型商品の配送も受け付けているホームセンターであれば、配送料を支払って現地まで届けてくれることもありますので、

ホームセンターに下見に行った際には商品だけでなく、こういった便利なサービスの内容も確認しておくといいでしょう。

ホームセンターは使い込むほどお得です。

賃貸物件にDIYで間仕切り壁を作る材料は具体的に何を買えばいいの?

賃貸で間仕切り壁を作る材料

  • 2×4(柱の材料)
  • 12mmのベニヤ(壁の板部分)
  • 2×4のつっぱり商品(柱の先端に付けてジャッキアップ)
  • 長さ25mm程度の細ビス

使う材料の種類としてはこれだけあれば賃貸向けの簡易的な壁は作れます。

あとは壁をどういう仕上げにするかで壁を立てた後に使うものも変わってきます。

間仕切り壁をDIYで作る工具を何も持ってないんだけど…

一家に一台あってもいいぐらい使える、絶対に必要な工具

よほどの小物以外、家具や部屋の内装をDIYしようと思ったら電動でネジを回転させる『インパクトドライバー』は必需品です。

手で何十、何百というネジを木材に打つなんて現実的ではありませんよね?

また、釘で板を打ち付けてしまうと後で抜けませんから壁がいらなくなったときに一苦労です。

「とにかく今回の間仕切壁を作ったら金輪際、何も作らない!」とかであればDIY向けの安いモデルで十分ですが、

今後もいろいろDIYをやって部屋を自分好みに作っていきたいとかであれば、

  • プロも使っている有名メーカーのもの
  • 作動音が静かでマンションの一室でも気兼ねなく使える
  • 75mmぐらいある長いネジも留められるパワーがある
  • すぐに壊れたりして買い替える手間がかからないもの

こういった基準に適したインパクトドライバーを一つ持っておくだけでDIYの作業効率が全然違います。

おすすめのインパクトドライバー

DIY初心者にもおすすめな『ソフトインパクトドライバー』の実機を試したレビュー記事です。初めてのインパクトドライバー選びの参考にしてみてください。

静かな電動ドライバーはマキタのソフトインパクトがおすすめ!マンションDIYでもストレスフリー

インパクトドライバー以外に間仕切り壁を作るのに使う工具

下げ振りや水平器

柱が垂直に立っているか、見た目で判断するのは難しいですから水平、垂直を確認できる工具は一つ持っておくと間仕切り壁を作った後で

初めてのDIYに挑戦する佐藤くん

アレ?なんか曲がってる?

なんてことにならずに済みます。

精度の良いメジャー

安いメジャーを使ってしまうと使っているうちに先端の爪が曲がってmm単位で寸法が測れなくなるのでよくないです。

そもそもの採寸がきちんとできないと、その後に用意する材料すべてがズレた寸法になってしまいますので、測量工具は100均などの安物で済ませない方がいいです。

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