キッチンの油やタバコのヤニで汚れた古い自宅の壁をDIYでリフォームするのにペンキで塗り替えてみたい
クロスや壁紙の上からでも簡単に塗れるペンキってあるの?
DIY女子におすすめのかわいいペンキとか健康に配慮したペンキとかあれば知りたいな。
こんな疑問、要望にお応えします。
【本記事の内容】
- ペンキで壁を塗り替えられる知識が身に付きます。
- 今まであきらめていた賃貸物件の壁も気軽に塗れて、後からキレイに原状回復できる方法を教えます。
- 壁一面を黒板にできる塗料などリフォームのバリュエーションが広がるアイデアをお伝えします。
どーも、ホームセンターで木材、建築資材を10年間接客、販売し続けているツマルトです。
年間の来客数はザッと東京スカイツリーと同じ500万人。
担当部署の年間売り上げは10億円の売り場で全ての商品に関わっています。
この記事を読んでもらえれば長年住んだ古い家でも、DIYしにくい賃貸でもおかまいなしに自分で壁をリフォーム出来るようになります。
3分少々で読み終わりますので、お付き合いください。
ペンキは壁紙の上からでもDIYで塗れる
みなさんあまりご存じないかもしれませんが、普段目にしている壁紙を剥がさなくても
『シーラー』という下塗り塗料を塗ればどんな材料の壁にだって好きな色のペンキで塗ることができます。
ペンキを塗る壁の油汚れやヤニ汚れを中性洗剤で拭き掃除
まずは汚れた壁の拭き掃除をしましょう。
そもそも掃除しても落ちないぐらい汚れているからペンキで塗り替えたいという場合も多いでしょうから、そこまで神経質にならなくてもOK。
タバコなどのヤニ汚れは後で浮いてこないように、この後の工程で処理しますので、ここでは指にベットリ付くような状態でないというレベルでOK。
市販のマジックリンなどの中性洗剤で拭き取ります。
ペンキの仕上がりがDIYでもうまくいくように下塗り塗料を塗る
よく見るビニールクロスなどの壁紙にそのままペンキを塗るとうまくペンキが塗れないことがあります。
うまくペンキで塗装できたと思ったら、後からもともとの汚れが染み出てきたりと、せっかくの苦労が無駄の泡なんてことも。
そうならないためにも『水性ヤニ・シミ止めシーラー』という下塗り塗料をあらかじめ塗っておくことをおすすめします。
メリットは2つ。
- ペンキ塗装後に茶色い汚れが染み出てくるのを防いでくれる
- 壁とペンキの密着度を高め、塗装を長持ちさせてくれる
以上のことからペンキを壁に塗る前は下塗り塗料を塗りましょう。
ボロボロ崩れる和室の砂壁にペンキを塗る前の対策
触るとザラザラこぼれてくるような古い和室の砂壁、繊維壁をペンキで塗装したい場合は壁の素材を補強しましょう。
こちらのスプレーを吹きかけることで弱くなっていた古い和室の壁が補強され、安定してペンキを塗ることができるようになります。
好きな色のペンキを壁に塗っていく
ここまで下地となる壁の調整をしっかり行っておけばあとは簡単。
ホームセンターやネットで好きな色のペンキを選んで塗るだけです。
ペンキを選ぶ時のポイントは2つ
- 油性塗料は扱いが難しく、臭いもきついので必ず水性塗料を選ぶ
- ペンキ缶の裏側に表記されている『使用可能箇所』の部分に『屋内壁』となっているものを選ぶ
中でもおすすめはオールドヴィレッジ社から出ている『バターミルクペイント』
水性塗料となっていればだいたいの物は臭いがしないんですが、このバターミルクペイントはミルクカゼインなどを成分とした自然の塗料で非常に健康的。
ツマルトも子どもが使う家具や食器棚の塗装ですごく重宝しています。
色合いがマットなのも特徴で、古き良きアーリーアメリカンな風合いを出すにはもってこいのペンキです。
賃貸でも壁にDIYでペンキが塗れるのはもはや当たり前
賃貸でもひと手間かければ好きなペンキをDIYで壁に塗ることができます。
『貼ってはがせるペンキ下地用粘着シート』という大きなシールのようなシートをペンキを塗りたい賃貸の壁や建具に貼っておくだけ。
引っ越すときや飽きてしまったらシールをはがすようにビーッとやっておしまいです。
壁一面を黒板にして磁石まで付けられるDIY向けのユニークなペンキ
壁にDIYで塗れるペンキの中には『黒板塗料』というものがあります。
どんな場所でもチョークや専用マーカーで絵や文字を自由に描いて消すことができるようになる楽しいペンキです。
黒板塗料だけでは磁石は付きませんが、黒板塗料の下塗りに『マグネットペイント』を使用することで磁石も付くようになります。
先ほどの『貼ってはがせるペンキ下地用粘着シート』と合わせて使うことで
賃貸住まいだけど、子供が小さいうちは壁一面に思いっきり絵が描けるオウチに住みたい
といった理想も叶えることができます。
和室の砂壁や繊維壁も漆喰ならDIYで塗れる
DIYで壁を塗ろうとまで考えているようでしたら、漆喰なんかもおすすめです。
なぜなら塗り付けるまでの壁の下処理はペンキを塗るときと変わらないからです。
吹き掃除して、シーラーでヤニ止めした後はビニールクロスなどの壁紙や古い和室の砂壁・繊維壁に直接漆喰を塗り付けていくだけ。
『うま~くヌレール』という塗り壁材ならすでに練りあがった漆喰が容器に入っているので、開けたらすぐに塗り始めることができます。
私、ツマルトも10年以上前ですが実家の古い砂壁をリフォームするのにこの『うま~くヌレール』を使いました。
結果、自分で言うのも難ですがすんごいうまく塗れました。
- あらかじめ平滑を出してある壁に薄く塗りつけていくだけなのですごく簡単。
- バケツのふたを閉めておけばいいだけなので保管が簡単。
- 作業を中断しても続きからまた塗り始められるので急いで作業する必要がない。
こんなメリットがあるおすすめの商品です。
DIYで壁をペンキで塗る方法 まとめ
- 油汚れやヤニ汚れなどを中性洗剤を使って落とす
- シミの浮き上がりやペンキの密着度を高めるためにシーラーを塗る
- 好きな色のペンキや黒板塗料、漆喰などを塗る
賃貸でもを使えば気軽に壁をペンキで塗ることができる