どーも、たぶん日本一混んでるホームセンターのおじさん、ツマルトです。
周りに店員がいなくてさぞお困りでしょう。
お任せください。
このバーチャル店員、ツマルトがサクッとお答えします。1分半下さい。
水性ニスと水性ウレタンニスって何が違うの?
水性ニス
飾って楽しむだけの使わないもの(木工品、粘土細工など)をテカテカさせるためだけに塗るもの
乾いても柔らかく、ベタベタとした感触が残るのであくまで観賞用。テーブルには絶対に使わない。
水性ウレタンニス
テーブルやイスなどの家具類にテカテカのツヤを出すために塗る塗料。
硬い塗膜を作るので乾いた後は温かいマグカップを置いたり、ふきんでガンガン拭いても問題なし。
『水性』ってなってるけど水で取れないの?
水性塗料は水では取れません。
水性というのは塗料の成分の話で、乾く前の塗料が水で取れるか、シンナーが必要か、の違いです。
塗料が乾いた後は水性であろうが油性であろうが、どんなに水をかけても全然取れません。もちろん雨で流れたりということは絶対にありません。
ですからテーブルなど水拭きして使いたいものでも水性ウレタンニスは安心して使えますよ。
むしろ木材の汚れの保護になりますから、塗っておいた方が長く、キレイに使えます。
一回の塗装で色もつけたいし、ツヤも出したいんだけど?
ツーバイフォーや集成材でカウンターなんかを作った時に、
そんな場合は色付きの水性ウレタンニスを使えばOKです。
木目を生かしつつ、テカテカしたツヤもしっかり出るのでコレだけで仕上げは十分。
いわば
①オイルステイン
(木目を残して色をつける塗料)
+
②水性ウレタンニスのクリヤー
(木材に濡れたようなツヤを出してテカテカにする塗料)
みたいなものなのて、塗装の工程が一回で済みます。
- 色付きの水性ウレタンニスに気に入った色がない
- こだわりのテーブルに仕上げたいから色味を確認しながら進めたい
そういった場合には
- 気に入った色のオイルステイン
- 水性ウレタンニスのクリヤー
これで色付きの水性ウレタンニスを使うのと同じ効果を得られますよ。
つやを出さずに汚れを付きにくくしたい
パインの集成材なんかを使ってテーブルを作った時、何も塗らずにそのまま使うとけっこう汚れが付きやすいです。
木材同士の継ぎ目からカビが発生したりすることもあるので、せっかくキレイに作っても早々になんだかみっともない感じに。。。
そういう場合にはツヤ消しの水性ウレタンニスを使うといいです。
無塗装とまったく変わらないというわけではありませんが、つや感を出さずに木材に汚れが付きにくくしてくれます。
というお客さんには私はよくコレをすすめますね。
オイルステインそのままだとけっこう白いものに色移りするので
- 本や書類
- 壁紙
- 白いシャツ
このあたりが茶色くなってしまいます。
まとめ:水性ニスと水性ウレタンニスの使い分け
水性ニスの方が乾くのが早いので「工作したものに手っ取り早くツヤだけ出したい」場合
水性ニス
テーブルや椅子などの家具類にツヤを出しつつ、使ってもベタつかないようにしたい場合
水性ウレタンニス