2x4(ツーバイフォー)DIYで使うラブリコ徹底解説記事

ラブリコのことで迷ったらコレ!大人気DIYアイテムのすべてがわかる!

ホームセンターのDIYコーナーでも圧倒的な人気を誇るツーバイフォーアジャスター『ラブリコ』。

キャシー
インスタとか雑誌ではよく見るけど、実際、他の似たような商品と何が違うのかわからないわ…

という方向けに

  • 特徴
  • 種類
  • カラーバリエーション
  • 耐荷重
  • ツーバイフォーのカット寸法
  • 『ラブリコ柱』の作り方と注意点
  • わかりにくいオプションパーツの一覧

こういったことがすべてわかるような記事なっています。

 

「今、この瞬間、ホームセンターの売り場でどれを買おうか迷ってスマホで調べている」方はサラッと、

「今度家にツーバイフォーで柱を立てるための計画を練っている」方はじっくりと、

参考にしてみてください。

 

また、ラブリコ以外の2×4(ツーバイフォー)突っ張りアジャスターや、2×4材についてはこちらのページで解説していますので合わせてチェックしてみて下さい。

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2×4(ツーバイフォー)突っ張りDIYまとめ記事

 

ラブリコの特徴①:とにかく突っ張る力が段違いに強い

ラブリコは数あるツーバイフォーアジャスターの中でもダントツに突っ張る力が強いです。

その強さを生み出している理由が金属のボルトが伸びていくことで天井を押し上げていく構造。

ラブリコのアジャスター部分の解説

地震の時に家具が転倒しないように家具と天井の間に設置する耐震ポールってありますよね?

あれと同じ方法です。だから強い!

 

ラブリコの特徴②:競合からパクられまくるほど優秀なラブリコのデザイン

ラブリコはその突っ張り強度の高さのみならず、デザインも人気の理由の一つです。

どのぐらい人気かというと、競合他社や各ホームセンターのプライベートブランドが丸パクリしたくなるぐらい人気です。

 

色んな商品を扱ってるとけっこう気づいちゃうんですよね。

 

 

ツマルト
アレ?ここの会社の新商品、ラブリコそっくりじゃない?

っていう感じで。

つまりツーバイフォーアジャスターの完成形とも言えるわけですね。

 

ラブリコは、同じようにツーバイフォーを突っ張ることで柱にできるディアウォールやウォリストと比べると一番シンプルでスッキリとした形をしています。

DIYで使うラブリコの全体写真

ツーバイフォーから3mmほどの出っ張りで収まっていて、形もフラットなので、アジャスターを目立たせくない場合にはうってつけ。

ハイタワーマンションなどのモダンなインテリアにもしっかりと調和する印象ですね。

 
 
 
 
 
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ラブリコの全ラインナップ紹介

 

キャシー

ラブリコって名前が付いた商品がたくさんあって、どれを選んだらいいのかわからないわ!

ラブリコのツーバイフォーアジャスターは大きく分けると現在3種類に分けることができます。

この3つから選べばOK!
  1. 最もオーソドックスでカラーバリエーションも豊富な『通常タイプ』
  2. 屋外向け・鉄製の無骨な感じがインダストリアルでカッコイイ『アイアンタイプ』
  3. 驚異の耐荷重40kg!自転車やテレビ掛けにも対応した『強力タイプ』

どれを使ってもツーバイフォー(38mm×89mm)やワンバイフォー(19mm×89mm)を柱として立てることができますので、「最終的に柱を立てて何がしたいのか?」で選ぶものが変わってきます。

ラブリコの選び方のコツ

どのラブリコにするかは、「何をしたいのか?」で決める

この記事では『通常タイプのラブリコ』について書いていきます。

 

ラブリコの通常タイプの特徴としては

  • ラブリコシリーズの中で最も安価
  • カラーバリエーションが豊富

こういった点が挙げられます。

現在のカラーバリエーションは全部で5色。

 

以前はなかった『マットブラック』や、ショップ別注品だった『ナチュラルグレージュ』などの主張しすぎずに部屋に馴染む色を良くわかっているセンスの良さもラブリコの、というかメーカーである平安伸銅さんの特徴でもあります。(あ、全然ステマじゃないですよ?w)

通常タイプは、値段もラブリコシリーズの中では最も安価なので、「1~2本ではなく、たくさん柱を立てたい!」ような場合にもおすすめです。

 

ラブリコ・通常タイプの耐荷重は柱1本につき約20kg

ラブリコの耐荷重は柱1本につきおよそ20kgが目安になります。

つまりラブリコを使ってツーバイフォーを2本立てる場合の耐荷重は約40kgという計算です。

それを棚板の数で割るので、棚板が4枚だとすると棚板1段あたり約10kgまでものを載せられるということです。

 

漫画の単行本であれば、1冊の重さがだいたい200g程度。

つまり、1段あたり50冊は載せられるということで、けっこうな収納力ですよね。

 

しかしこれはあくまで理論上のお話で、棚板の奥行きをあまりにも広くしたり、天井近くにだけ荷重を集中させたりすると不安定になりますから、表記通りの強度が出ない場合があります。

ラブリコを安全に使うための設置方法についてはこちらの記事で詳しくまとめてありますので、ぜひご参照ください。

 

注意!ジョイントを使う場合は耐荷重は半分の10kgです!

ラブリコには長い柱を搬入しやすいサイズにカットして運べるよう、ジョイントパーツが用意されています。

ラブリコのジョイントの写真による解説

ツーバイフォーを短くしてしまえば、車で運んだり、マンションのエレベーターや部屋の中でも扱いやすくなるのでそういった点ではおすすめなのですが、

ジョイントを使ってツーバイフォーを柱にする場合の耐荷重は通常の半分の約10kgになってしまうのでその点は注意が必要です。

 

ラブリコに使うツーバイフォーの長さは『-95mm』

ラブリコを使ってツーバイフォーを立てる場合、床から天井までの寸法から『-95mm』いた寸法でツーバイフォー材をカットします。

とりあえずこの寸法さえ間違えなければ難しいことは気にしなくてOK。

長すぎて5mmぐらい、短すぎても10mmぐらいまでならラブリコを伸ばしていくことで対応できますから1~2mmの誤差に神経質にならなくても大丈夫です。

 

実物のラブリコを採寸してみました

▼以下、ラブリコの細かい寸法の話です。必要ないという方は読み飛ばして次の章へ

【縮めた状態】

上部パーツの最も縮めた状態での全体の高さ寸法が120mm。

その内、木材をはめ込む深さが38mm。

つまり上部パーツでツーバイフォーに対して82mm長さが足されます。

 

ツーバイフォーの下部に取り付けるパーツはスーパーシンプル!ただのプラスチックの箱w

全体の高さ寸法が40mm。

木材をはめ込む深さが32mm。

つまり下部パーツでツーバイフォーに対して8mm長さが足されることになります。

 

上部82mm + 下部8mm = 90mm

ラブリコを取り付けるとツーバイフォーに対して90mm長さが足されます。

よってメーカー推奨値の「天井の高さー95mm」というのは天井から5mm離した状態からラブリコをジャッキアップしていくということになります。

 

【伸ばした状態】

先ほどの縮めた状態では120mmの長さだった上部パーツが138mmまで伸ばせました。

つまりラブリコは最も縮めた状態から最大で18mm伸ばすことができるので、天井に接してからも13mmほど押し込める計算になり(最初は5mm天井から離れてるから)、かなりの強さまで締めこむことができると言えます。

むしろそれだけ注意してつっぱり過ぎないようにしないと天井を持ち上げて壊してしまうことになります。

この辺りの話、注意事項はこちらの記事でも詳細にまとめてありますので、「ラブリコをしっかり突っ張りたいけど天井を壊したらどうしよう…」という心配のある方はぜひ読んでみてください。

 

ラブリコでツーバイフォーを立てるときに必要なものと注意点

ラブリコで柱を立てる際に注意するべき点としては2点。

  1. 天井まで手が届くような台が必要
  2. ツーバイフォーの切り口がまっすぐ直角であること

天井まで手が届くようにする

ラブリコを締めこむときは柱を立てた状態からボルトの部分を回していきますから、余裕をもって天井に手が届く必要があります。

脚立を使うのが安全性の面からいえばベストですが、ダイニングチェアなんかを代用しても作業できないことはないです。

ツーバイフォーをまっすぐ切る

ラブリコは『ツーバイフォーがまっすぐ、直角に切れている』ことが前提の商品です。

ホームセンターのカットサービスや、丸ノコなどを使用する場合は問題ありませんが、家でノコギリで切る場合は注意が必要。

角材をまっすぐ切るってなかなか難しいんですよね。

 

ツーバイフォー材の切り方
  1. 直角を測れる定規『差し金』を使って角材の四方に墨線(目印になる線)を引く
  2. ノコギリの歯が線からずれていないのを三方確認しながら切り進める

文章で書くとシンプルなんですが、やってみるとけっこうズレちゃうんですよ(笑)

もしツーバイフォーをまっすぐ切るのに自信がなければ、こういう『ツーバイフォー専用のカットガイド』を用意しておくと斜めにずれて、寸法がくるってしまうこともなくなります。

 

ラブリコのオプションパーツのラインナップ

ラブリコではツーバイフォーアジャスター以外の関連商品も色々と出ています。

ワンバイフォー(19mm×89mm)で突っ張るためのアジャスター

ワンバイフォー用のラブリコ全体写真

※ラブリコの1×4アジャスターを使う場合は使える柱の長さに制限があります。

  • 縦方向では1850mmまで
  • 横方向では900mmまで

 

 

キャシー
ツーバイフォーだと太すぎるからワンバイフォーを床から天井まで突っ張らせようかしら

とかはできませんので気をつけましょう。

キッチンのカウンターの下とか、下駄箱の上とかならOKです。

ちなみに、ワンバイフォーを柱代わりにした場合の耐荷重は約10kgです。

ツーバイフォーを受けるための棚受け

ラブリコの棚受け全種類一覧写真

ラブリコでは2×4に合わせた棚受けが出ているんですが、大きく分けると

柱を立てる前に入れる『先付けタイプ』

柱を立てた後からでも付けられる『後付けタイプ』

この2パターンに分かれます。

先に入れてから柱を立てるタイプ

先付けタイプはラブリコを取り付ける前に2×4の先端から入れていくタイプです。

2×4に対して必ず直角になるので初心者でも正確に棚受けを付けられるというメリットがあります。

しかしデメリットとして「柱を立ててから考える」ということがしにくい構造になっています。

棚の数や位置を後から変えたいような場合や、コロコロ気が変わる性格の方(笑)には向かないかもしれません。

柱を立てた後から付けられるタイプ

後付けタイプの『シェルフサポート』は柱を立てた後からでも自由に取り付けることができます。

デメリットとしては先付けのように自然と直角に取り付けられるわけではないことぐらいですが、差し金などで墨線引いておけば問題ないので、デメリットらしいデメリットはありません(笑)

ツーバイフォー以外の材料を棚に使う場合の棚受

2×4よりも薄い1×4や、奥行きのある1×6、1×8を棚板に使いたい場合向けの専用の棚受けも出ています。

1×4(19mm×89mm)を棚に使う場合

1×6(19mm×140mm)を棚に使う場合

1×8(19mm×185mm)を棚に使う場合

 

【ラブリコ まとめ】こんな場合にオススメ!

ラブリコの最大の特徴はとにかく強く突っ張れることです。

調整部のナットを回せば回した分だけプレートが伸びていくので「ディアウォール」「ウォリスト」に比べて桁違いの安心感があります。

家族の生活スタイルに合わせて自由に場所や大きさを変えられる間仕切り壁を作りたい

なんて場合には床と天井をしっかり突っ張ってくれますので安心して大きなものもDIYできます。

ぜひチャレンジしてみてください。

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