2×4(ツーバイフォー)全種類解説記事

2×4(ツーバイフォー)全12種類紹介【価格入り】突っ張りDIYの前に要チェック!

  • 突っ張りDIYをするための2×4(ツーバイフォー)ならSPFかホワイトウッドの8フィート(2438mm)がおすすめ!
  • 屋外仕様で防腐防虫が必要なら『防腐注入材』『WRC(ウエスタンレッドシダー)』『サーモウッド』
  • 2×4(ツーバイフォー)は白っぽいもの以外にも塗装済みの物や、様々な木目の物も増えてきています。

この記事ではホームセンターで手に入れることができる2×4(ツーバイフォー)の種類や見分け方、用途についてわかりやすく解説します。

どーも、ホームセンターの木材売り場で20~30代を過ごしたツマルト(@bricozy)です。

実は2×4(ツーバイフォー)と一口に言っても、様々な種類があることはご存じでしょうか?

  • SPF
  • ホワイトウッド
  • アカシア
  • カラー付き
  • 防腐注入材
  • ウエスタンレッドシダー
  • サーモウッド

世の中にはこれ以外にも様々な種類の2×4(ツーバイフォー)が存在しています。

そのため木材を取り扱っている人の間では「[樹種名]の2×4(ツーバイフォー)」といった風に呼び分けています。

2×4(ツーバイフォー)の呼び方

ホームセンターで2×4(ツーバイフォー)探してもお店が広過ぎて見つからない

2×4(ツーバイフォー)にも色々あって何が違うのかわからない

ホームセンターで売っている2×4(ツーバイフォー)の種類と用途が知りたい

そういった方に向けてそれぞれわかりやすく解説していきます。

また2×4材を使った大人気DIY・突っ張りアジャスター各種についてはこちらの記事で解説していますので合わせてチェックしてみてください。

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DIY 突っ張り柱 ツーバイフォー 2×4

SPFの2×4(ツーバイフォー)

ホームセンターに並んだSPF

ホームセンターで扱っている木材で最もポピュラーな種類です。

S(スプルース)P(パイン)F(ファー)の略称で、主に北米から輸入されます。

似たような所に生えており、製材した後はほぼ見分けが付かないため、あえて分けずに一緒くたにして扱われています。

以前、「これは三つのうちどの木ですか?」なんて風にお客様から質問を受けたこともありますが、さすがに見分けられませんでした(笑)

どこのホームセンターでもツーバイフォーといったらSPFであることがほとんどで、大変メジャーな樹種ですから、行きつけのホームセンターで特に樹種の表記が無ければ、ほぼこのSPFだと思って間違い無いです。

SPFを選ぶ時の注意点

J-GRADEって粗悪品?

「J-GRADE」という印字がされていて「何だ?Aから数えてB、C、D…すんごい粗悪品やんけ!」とならないようにご注意。

Japan-GRADEの略で注文の細かい日本人向けに綺麗な物を選りすぐった高品質なものということです。決して粗悪品ではございません。

ただそれでも中には節が大きいもの、大きく捻れたものがありますからキチンと真っ直ぐなものを選びましょう。

死に節・抜け節に注意

▲2×4(ツーバイフォー)の角にあった節が丸ごと抜けて大きく欠けた部分

2×4(ツーバイフォー)を1本ずつ見比べていくと、中には木の節が大きく残っているものがあります。

  • 節の有無
  • 節の大きさ
  • 節の数

これらの良し悪しで木材のグレードは決まってくるのですが、一般的にホームセンターで流通しているようなSPFの2×4(ツーバイフォー)はそこまでグレードの良いものでもないので、こういった節が残っていることは珍しくありません。

節が2×4(ツーバイフォー)の中間にあるぐらいなら、強度などは全く問題ないのですが、角の部分に節があった場合、節が丸ごと抜け落ちて「C」のような形にくぼんでしまうことがあります。

選ぶ際には注意が必要です。

樹液の染み出しがないかチェック

SPFの2×4(ツーバイフォー)から漏れ出した樹液
▲SPFの節や割れの部分から染み出した樹液(通称:ヤニ)

SPFに特に多いのがこの「樹液の染み出し」です。

触るとベトベトした粘着性があり、拭って拭き取ることはまず不可能です。

カッターなどで削り取っても、また後からドンドン出てくるため、正直この部分は使い物になりません。

構造材として壁の中に入ってしまう分には問題ありませんが、突っ張りDIYなどで2×4(ツーバイフォー)を表に露出させて使うには、塗装もうまく乗らず見た目も悪いですし、染み出した樹液が服や髪、周りの家具などについた場合、取れませんから気を付けましょう。

実は見落としがちな2×4(ツーバイフォー)のにおい

反りとか節ばかり気にして見落としがちなのがにおいです。

SPFのツーバイフォーの中には何故かやたらゲロ臭いものがあります。(笑)

どうやら北米産のSPFには乾燥がうまくいってない状態ものがあるようで、その状態で梱包され、船便に揺られることで高温多湿なJAPANに着いたころにはこの臭いになるようです。

日本を良く思っていない北米の人が「Fxxkin`J●P!!!(オロロロロロr)」とやったわけではありません。

とにかく、この臭いはどうやっても取れないです。

2×4(ツーバイフォー)の突っ張りDIYで、部屋の中に設置してしまうと常にゲロの香りを近くに感じながら過ごすことになるのでとても、とても注意しましょう。

ホワイトウッドの2×4(ツーバイフォー)

ホワイトウッドの2×4(ツーバイフォー)
▲北欧産のホワイトウッドの2×4(ツーバイフォー)

最近流通することが増えてきた北欧産の樹種です。

材料の特徴として、節が少なく真っ直ぐなことが多いのでSPFよりも格段に2×4で突っ張りDIYをするのに向いています。

私の働く店でも2×4で床と天井を突っ張るDIYが盛り上がり始めてから「より高品質な物を」ということであえて、ホワイトウッド指定で2×4を仕入れています。

2×4のPOP表記を「2×4 〇フィート」ではなく「ホワイトウッド 2×4 〇フィート」のように、わざわざホワイトウッドを表記して売っているホームセンターがあれば、通常のSPFとの差別化を図ってのことだと思いますので、質のいい2×4を入手できるでしょう。

ビスを打ち込んだりする時の材料の硬さはSPFと変わらないので、DIY初心者でも安心して扱えます。

「ハイクオリティのツーバイフォー」といった感じですかね。その分、価格は若干SPFより割高になります。

※現在はSPFが高騰しすぎて、ホワイトウッドとSPFの価格が同等か、なんならホワイトウッドのが安いといった状況になっています。

集成材でできた2×4(ツーバイフォー)

元来、2×4(ツーバイフォー)は一本の丸太から製材して切り出すものが一般的でした。

しかし、実際2×4(ツーバイフォー)が山積みされているものを見てもらうとわかるんですが、かなりの確率で沿ったりねじれたりしているものがあります。

そういった材料で突っ張りDIYをしようとしてもなかなかうまくいきません。

そこで商品化されたのが細かい木材を強力に張り合わせて作られた『集成材』の2×4(ツーバイフォー)です。

それぞれの木材が違う方向に曲がろうとする力をうまく利用して、お互いの変形を打ち消すことで真っすぐで扱いやすい状態にしています。

材質としてはSPFやホワイトウッドなどの柔らかい白木のままなのでネジも打ち込みやすく、もちろん途中で接着部分が剝がれるなんてことはありません。

注意点としては、オイルステインなど木目を生かした塗装をしたときに、ブロック状の継ぎ目がはっきり出てしまうので

塗ったらなんか思ったのと違う木目が出てきた!

なんて風に驚かないようにしてください。むしろ集成材の棚板を付ける場合でしたら統一感も出てGood!

溝付き2×4(ツーバイフォー)

横溝入り2×4(ツーバイフォー)

棚を作る際により便利に、高い強度の棚を作れるよう、あらかじめ溝の入った2×4(ツーバイフォー)というものもあります。

一定間隔で2×4(ツーバイフォー)や1×4(ワンバイフォー)がピッタリ収まる横溝が入っており、2×4で漢字の『目』の字型に棚を組み時なんかに、この溝の部分に2×4をはめ込むと強度が増します。

耐荷重に加えて、棚の横揺れも抑えてくれるので、倉庫やガレージで重量物を収納するための大型の棚を組み上げたい場合なんかに重宝します。

溝の感覚には特に決まりや規格があるわけではないので、お近くのホームセンターで手に入るものを実際にチェックしてみてください。

ちなみにこちらは通販でも溝入りの2×4(ツーバイフォー)を扱っている岡元木材さんの寸法図面です。

溝入り2×4(ツーバイフォー)の寸法
画像引用元:オカモク 楽天市場店

ロイヤル棚柱用スリット入り2×4(ツーバイフォー)

2×4(ツーバイフォー)を使った突っ張りDIYをされる方に多いのが「棚板が稼働できるようにロイヤルの棚柱を取り付けたい」というもの。

▲ロイヤルの棚柱ってこういうやつです。お店の陳列棚とかでもよく目にしますね。

しかし、この棚柱をただ2×4の側面に取り付けるとパーツが飛び出てしまい、少し不格好です…。

それを解消するため、棚柱の幅で縦に1本溝を入れたのが『スリット入り2×4(ツーバイフォー)』です。

溝の部分に棚柱を収めるとちょうどフラットになるような深さと幅で溝が掘られていて、棚板を取り付けた時によりシャープな印象を持たせます。

色付き2×4(ツーバイフォー)

昨今の2×4(ツーバイフォー)突っ張りDIYブームを受けて、あらかじめ塗装された2×4というものも商品化されています。

2×4を突っ張って収納を作りたいけど、木そのままの色だとなんかイメージが違うんだよなぁ~

でもマンションの部屋の中でペンキ塗るのは大変すぎる!

あらかじめ色のついた2×4であれば面倒な塗装作業や、乾燥までの待ち時間もいらずに、すぐにイメージ通りの突っ張り柱を立てることができます。

こちらも木材関連業者各社から様々な色味の物が販売されていますが、よく見かけるものはだいたい3色。

  • ホワイト
  • 明るい赤っぽい茶色(ケヤキとかチークとかライトブラウンといった名前が多い)
  • こげ茶(ウォルナットとかダークブラウンと呼ぶ場合が多い)

価格は無塗装の物よりも割高なことが多いですが、塗装にかかる作業時間と塗装のためのペンキやハケ、及び周りを汚さないためのシート類などの養生用品なども購入することを考えれば、むしろかなりお得です。

2×4で突っ張り支柱立てるなら絶対に壁紙に合わせたホワイト一択よ!

杉・桧の2×4(ツーバイフォー)

2020年、コロナ禍によって輸入木材の調達が困難になる、いわゆる『ウッドショック』が起こりました。

その影響を受け、国内でも2×4(ツーバイフォー)の流通量が激減。値段も3~4倍に跳ね上がるという事態に陥りました。

需要はあるのに、供給できる材料がない。

この状況を緩和するために、それまで国内木材業者が手を付けたがらなかったディメンション材の製造に着手するようになりました。

ディメンション材とは?

枠組壁工法で使用されている木材の総称。ホームセンターの現場では2×4(ツーバイフォー)のように角を丸くした角材のことをこのように呼んでいます。

コロナ禍が生んだこの『国産材の2×4(ツーバイフォー)』ですが、現在では供給体制や、角の丸め方などの品質の面でも安定してきていて、様々なホームセンターで見かけることが多くなってきました。

SPFと比べて、特に素晴らしいなと思うのが香りがいいことです。

杉材は独特の甘い香りがしますし、桧はまさに世間でイメージされているような高級な桧風呂の香りそのもの。

部屋に突っ張り柱として設置すれば、収納などの便利さ以上にリッチな満足感が得られるはずです。

価格面に関しても、輸入のSPFが値上がりしたことで割高感もなくなりましたので、充分選択肢に入れることができると思います。

アカシアの2×4(ツーバイフォー)

茶色い部分(赤身)と白い部分(白太)の濃淡がハッキリと出ていることが特徴のアカシアで作られた2×4(ツーバイフォー)なんていうものもあります。

アカシアはとても硬く傷ついにくいその特性から、古くは造船の材料として、現在でも店舗やダンスフロアの床材、高級家具の材料として使われている高級材。

しかし、植林してからの成長スピードが早いことから木材の主要原産地であるインドネシアの生産量も桁違いに大きく、ここ数年でホームセンターの店頭でも見かけることも多くなった品種の木材です。

2×4以外にも集成材でできた棚板も豊富にラインナップがあり、『アカシアの木材でトータルコーディネート』なんて使い方もできてしまいます。

アカシアはカッティングボードなどの調理用木工品として使われることも多い木材ですから、においはほぼ無臭で部屋の中に置いても安心です。

WRCの2×4(ツーバイフォー)

ホームセンターに並ぶWRC(ウエスタンレッドシダー)の2×4(ツーバイフォー)

WRCはウエスタン・レッド・シダー(Western Red Cedar)、『アメリカ西部の赤い杉』の略称です。

なんだかカッコいい感じがしますけど、実は杉ではなくヒノキの仲間です(笑)

カリフォルニア州の北部からアラスカの南東部にかけて北米大陸に広く自生していて、大きなものになると直径2m、高さ45~60mにもなる大樹。

北米の先住民たちからは『生命の樹』として大切にされ、私たちもよく知っているトーテムポールなんかの材料にも使われたそうです。

独特の強い甘い香りが心地よく、塗装をせずともマットで自然な赤茶をしていることから、とても色気のある木材です。

防虫効果や、腐りにくさにも優れているので、軒下やガレージなど雨風や虫害の心配のある場所で2×4(ツーバイフォー)の突っ張りDIYを考えている場合にうってつけです。もちろん、屋内の家具としてもOK。

サーモウッドの2×4(ツーバイフォー)

木材を高温の水蒸気で熱処理することで腐りにくく、狂いの少ない状態にするサーモウッド技術によって処理された2×4です。

  1. 薬剤を使用しないから直接触れる部分に使っても安心
  2. 水分の吸い込みが少なく、加工後も反ったり曲がったりしにくい
  3. 木材を腐らせるカビ菌類に強い
  4. 同じ2×4(ツーバイフォー)の中でもダントツに軽い

以上のような特性を持った『超・2×4(ツーバイフォー)』と呼べるシロモノです。

色もオイルステインなどでは表現できないような木目の目立たない上品なブラウン色をしていて、芯まで熱処理されていることからどこをどう切っても同じように均一な色をしています。

香りも燻製されたようなスモーキーな香りがしてとてもラグジュアリー。

その割に値段もSPFなどと比べてもそこまで高いものでもないので、

家族が毎日過ごす家のDIYするなら、虫やカビ菌を防ぎつつ、体に優しい無害な木材を使いたいわ!

こういったニーズにもしっかり答えられる2×4(ツーバイフォー)です。

防腐注入材の2×4(ツーバイフォー)

通常のSPFの2×4(ツーバイフォー)に屋外でも腐らないように薬剤を染み込ませた木材です。

色は毒々しい緑色をしていていかにも腐らなそうな見た目をしています(笑)

実際に、地面の上に半年間、放置してみたことがあるのですが、通常の白い状態のSPFは白アリに喰われて見るも無残な状態になった一方、防腐剤入りの2×4(ツーバイフォー)は虫食いや腐れなど一切なく、置いた時の状態そのままでした。

屋外のウッドデッキの骨組みを組み立てたりするのに、大量の腐らない木材が必要な場面ではかなり重宝する2×4(ツーバイフォー)です。

突っ張りDIYにおいても「ベランダや軒先に水をビシャビシャかける植物棚を安くたくさん作りたい」っていうような場合にちょうどいいんじゃないかと思います。

においは独特のケミカルな感じがするものもあるので、実際にご自身で嗅いでみてから、材料として使うかどうかを検討されるとよいでしょう。

屋内や、直接人やペットが触れるような場所での使用は避けた方が無難です。

ホームセンターで手に入る2×4(ツーバイフォー)全12種類まとめ

種類特徴8F(約2.4m)価格帯(税込)
SPFホームセンターで最も広く流通している。サイズが豊富。¥1,350
ホワイトウッド真っすぐで節が少ないものが多く、突っ張り支柱向き。¥1,350
集成材人工的に反りが出にくいように作られていて扱いやすい。¥1,750
横溝付き2×4や1×4が差し込める。重量棚作りに最適。¥2,200
スリット入りロイヤル棚柱(チャンネルサポート)がキレイに収まる。¥2,050
色付き塗装の資材&手間なしでコスパがいい。¥1,750
木目がはっきりしていて和風のテイスト。甘い香り。¥1,050
ツルスベな木肌。高級桧風呂の香り。腐りにくい。¥1,150
アカシア高級家具と同じ材料。硬い。木目のコントラストがオシャレ。¥2,200
WRC内外問わず使える北米の赤い桧。防腐・防虫効果が高い。
サーモウッド高温スチーム乾燥済み。湿気による狂いが少なく、軽い
防腐注入材防腐防虫薬剤入り。屋外向き。※屋内での使用はNG

一時のブームかと思いきや、2×4(ツーバイフォー)突っ張りDIYは今やホームセンターでもすっかり定番の商品となりました。

それに合わせるように、様々な種類の2×4(ツーバイフォー)が続々と出てきています。

「最近、ホームセンター覗いてないなー」という方は久しぶりに木材コーナーを覗いてみると新たな発見があるかもしれません。

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