どうして片付けても片付けてもまた元通りの「物であふれた我が家」になってしまうのか、ご存じですか?
生まれつき片付けが苦手だから?
実家も散らかってたし遺伝かも?
全然そんなことはないです。
片付けられる、片付けられないって生まれ持った性質の問題じゃなくって、もっと手前の、周りの環境の方の問題だったりします。
環境というのは具体的には、『物が増えやすい環境にずっとさらされている』ということ。
このことに気づいていないっていうのがけっこうあるんじゃないでしょうか?
当たり前になりすぎていることってなかなか自分だけでは気づけないんですよね。
とういうわけでこの記事では「片付かないのは必ずしもあなたや家族のせいだけではないんですよ」という部分を通じて、ご自身が今どれだけハードモードな中で無理して頑張ってしまっているのかを理解してもらえれば。
記事を読み終えるころには「あ、捨ててもいいんだ」なんて風に心が軽くなってもらえれば幸いです。
ただ、捨てるぐらいならダメもとで『なんでも買い取ってくれる系』の宅配買取業者に送ってみる方がいいかもしれません。今まで大事に持っていた物を捨てるというのは抵抗があるかもしれませんが、お金になると思えば急に断捨離がはかどりますよ(笑)
まとめて箱に詰めて送るだけで不用品を買い取ってくれる便利な宅配買取業者をまとめてありますので、合わせてチェックしてみてください。
家にいながらいらなくなった物を買取に出せる宅配買取って便利そう!だけどネットで検索しても偏った情報ばかりで、どれが本当におすすめなのかわからないわぁ~実際に使ってる人が本当におすすめだと思う宅配買取業者をサクッと知りたい![…]
何でも玄関の手前まで来てる時代
今この文章を読んでいただいてる方の約70%はスマホからの閲覧
(当ブログで集計したデータからの数字です。)
ではスマホのホーム画面に戻ってAmazonのアプリを開いてみましょう
何かしらの品物が必ずトップメニューに表示されているはずで、それをワンタップすれば明日の今頃には商品が家まで届く
考えてみたらすごい話ですよね。
昔は「こんなのが欲しい」なんて物が出てきた場合、
それがいまは無い。
手のひらに収まる端末を操作すれば一歩も歩かずに、
今や何十万点もの商品がお店の棚を出て、私達の家の前で「
よっぽど気をつけていないと簡単にチャイムを鳴らして家に物が入
そういう時代の中にいることも家に物が増えてしまいやすくなるこ
情報がすぐに手に入る
最近雑誌は買いましたか?
「
こんな疑問を持った時、あなたならどうしますか?
一昔前であれば毎月発売される雑誌や数ヶ月に一度、
ですが今、まず何をするかと言えばやはり検索ですよね。特にSN
ここで「ネット内ご近所さん」から様々な情報を得て「
特に「ネットでバズった」のワードに代表される「〇〇
なおかつ今は企業も在庫リスクを回避すべく、
「
昔は知らずに済んだ「バズった商品」
便利になることも多いんですが、「知らなくても何とかなった」
「とりあえず」で買えるプチプラ商品
3980円だったらもう少し他も見てみてから買いますけど、
これを20年前、100均にいる私に話したら「
昔はちょっとした日用雑貨などを買おうと思ってもそれなりの値段
しかし今では世の中で流行ったオシャレで使いやすいものに非常に
あとは買う側の「とりあえず似たような物で試したい」のか「
家計に響くような予算組みをせずとも、
よく考えないうちにどんどん物が増えてしまいやすいというデメリ
ダイエットしたいのに家の前にハンバーガーチェーンが出店してき
そんな欲求に常にさらされてたら常に正しい判断を下し続けるって
結果、「いまいち使いにくかったアレ」
どこにしまうか決めるのがめんどくさい
実は何かを買ったら必ずセットで付いてくるものがあるんですよね
それは「どこにしまうかを決める」ってこと。
この事が買う前の欲しくて欲しくて仕方がない時点では意外と見え
- 安いから買っちゃった
- オシャレだから買っちゃった
- 便利そうだから買っちゃった
そしてその後、憧れのアレが家に来てから気付くんです。
「コレ、どこに置こう」って。
最適な分類でドンピシャな収納場所が見つかることは稀で、
大概は満員電車のごとく「これ以上は入れないよ」
そこで私達はこう思うんです。
「とりあえずここに置いておいて後で考えようっと」
私達が望むのは欲しかった物を使っている光景であって、
「収納する事の面倒臭さに気付くのはだいたい買った後」
この事も家の中に物が増えてしまう原因の一つです。
捨て方がわからない
買うのって簡単なんですよ。
世の中のビジネスマンはそれに人生を費やして取り組んでいるわけ
しかし、出る方。特に捨てる場合はどうでしょう?
なかなか誰も助けてくれないですよね。
販売側に「いらなくなったから無料引き取りを」
いざ自分で不用品を廃棄しようとすれば細かい分別やゴミ捨てのス
あまりに大量のゴミを出すのはやっぱり人目も気になりますし、
これは自分で無理矢理小さくするか、
物を買うより捨てる方が実はすごく難しい作業なんです。
必要な物がコロコロ変わる
子供がいる家庭ならわかると思うんですけど、
半年前まで入ってたズボンが気がつくと七分丈みたいになっちゃっ
いや、大人でも横が入らなくなることはありますよ?
そうするとどうなるか?
ズボンを買わなければいけなくなるんです。
それに加えて学校用品。
習字セットを持ってこいと言った次の月には絵の具もだ、
「おい!この前まで使ってた幼稚園バックがまだ残ってんだぞ!」
人間はライフステージに合わせて必要な物がどんどん変わっていき
その都度断捨離をして、
もったいないマインド
断捨離をする上で一番やっかいな相手が「もったいない」
そしてなぜ私達は自分で「捨てたい」と思って始めた断捨離を「
これにはおおよそ3つの要因が考えられます。
①「新品だから捨てられない」
実は断捨離をする前、
これって厄介ですよね。
「自分伸びしろしかないんで」
「そのうち使うつもり」と言って早数年。
本気を出すのを気長に待っているうちにもはや、
「正直もういらない。
『新品なのに不用品』は本当に厄介なんです。
②「レアな物だから捨てられない」
昔好きだったアーティストのグッズ、
捨ててしまったらおそらく、
もう手に入らないのでレアな事はレアなんですが、
「欲しい人がいたらあげてもいいな」なんて思っても、
でもゲットするのに使ったお金や時間を考えるともったいなくて捨
「レアなだけでいらない、使えない物」
③「まだ使えるから捨てられない」
本当にお気に入り、
でもみんながみんな、そんなショッピング賢者ではありません。
「これは便利!」と思って買ったものが使ってみたら微妙…なんて
その場合、解決したいジョブは残るわけです。
ですからそのジョブを解決すべく、
その結果、
例えば、
でも大概は出掛ける直前で急いでたりするから大っきいコロコロで
じゃあほとんど使わなかったミニコロコロを潔く捨てられるのか?
「まだ使えるから捨てられない」のです。
想い出が詰まってる
例えば、私が片付け業者で誰かのお宅にお邪魔して「
でもそれが持ち主本人になるとなぜかできない。
そこにある違いは何なんでしょう。
それは物に対して想いが詰まってるかどうか。
この分の差だと思います。
ウチの場合で言うと子供が赤ちゃんの時に着てたロンパース。
もちろん今は小学生ですからサイズアウトして着れるわけもないん
他人からしてみればただのヨレヨレの乳児用下着でしかないんです
一番大事なのは「自分がこれからどうしたいのか?」
家の中が物で溢れてしまう人は想いが人一番強い人だと思うんです
- いつかこれをやってみようと思ってる
- これを使ったときはこんな楽しいことがあった
一つ一つのものに思い入れがあるんだったらなかなか捨てられない
ましてやそこに他者が入ってきて
「こんなのもう使わないんだし捨てなよ」
「なにこれ?いつまでとっとくの?」
なんて正論を振りかざすのがいかにズレた行為であるかはお分かり
人がとやかく言うことではないのかもしれません。
でも今、目に見えている物、家の中にあるもの全てに『想い』
家の中に物が多くて悩む人って実は「自分の感情の量と重さ」
不便とか使いにくいとかは見えてる部分だけの話で、
逆に言えば、断捨離によって物の量に向き合うことは直接、
物が少ない=心の整理がついて身軽な人
断捨離をする=心の中に抱えている『想い』の数を減らす
余談になってしまうかもしれませんが、
というより「これは取っとく」
塗料のスプレー缶なんですけどね。
10代の頃、
「キレイな色だからいつかこれでギターでも塗ろう」
そんな風な『想い』を抱えていたんでしょうね。
でもそのいつかはまだ来ません。
仕事を変え、結婚して、子供を育て、
その間もずーっとその想いを私は抱えていたわけです。
それに気づいて、中身を捨て、処分しました。
「手持ちのギターを好きな色に塗り替える」
言い換えれば、
もっと他のことに時間やエネルギーを使いたいから。
家を見渡してみた時、目の前に映るもの全てが自分の心の中の『
「これ全部をこの先もずっと抱えていけるかなぁ」
そんな風に考えてみると家の中の物の量が全然違く見えてきます。
私が断捨離で実践したもっと具体的な捨てられるけど後悔しない判