2020年 小学校でのプログラミング教育義務化
「え?プログラミングって小学生からやんなきゃダメなの?」
そう思いませんでしたか?
どーも、そう思った方のパパブロガー、ツマルトです。
私ら親世代が育ってきた中で、全く耳に入ってもこなかったものが当たり前のように小学校で待ち受けているとなると、なんだか不安ですよね。
そんなわけで『子供にとってプログラミングはいつから始めるのがベストなのか?』そんな疑問を解決すべく、ちょっと調べてみたので、結果をご報告します。
幼稚園〜小学校低学年のパパママの関心事、「今のうちに何をやっておけば頭が良くなるの?」という部分についてもガッツリ書いていますので、この記事一つでモヤモヤはかなり解消出来ると思いますよ〜。
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パソコンやタブレットを使ったプログラミング学習は8歳までやらないでください
パソコンやタブレットを使ったプログラミング学習よりも、3~7歳までの時期にやった方が格段に効果が高い経験や習い事の方を優先させてください。
そうすることで子供の頃に伸ばすべき、いわゆる『地頭の良さ』を育てることかできるそうなんです。
実はプログラミングで使うアルファベットや、難しいコードを覚えるなどの勉強は、子供の頃にやっても、大人になってからやってもあまり変わらないことがわかっています。
ポイント! 車の運転に例えるとわかりやすい!
「将来免許を取得するために幼いころから車の運転になれさせておかないと、運転な苦手な大人に…」なんて心配して、子供のころから子供向けの教習所に通わせることはないじゃないですか。
18歳を過ぎてから始めても充分、車を運転するのには困らない程度の技術は身に付きます。それと似ています。
しかし、世の中の全てのことが何歳から始めても同じかというと決してそういうわけでもなく…。
年齢ごとに適切な教育をしておくことで、大人になってから勉強するのでは得られない効果が格段に得やすくなる、というわけ。
私が『自分の子供たちとこれからのプログラミング』という関係について、どう向き合っていくかを考えた時に、一番のネックだったのが「そもそも、今やらせる必要あんのか?」という部分。
そこに答えを出す上でまず必要だったのが子供や、人間にとってのプログラミングというもの、そのものの捉え方だったわけですが、
こうやって「子供にとってプログラミングなんてものは車の運転と同じような物」と解釈することでスッキリしました。
プログラミング教育は早ければいい、子供にこんな間違いを押し付けていませんか?
とか思われるかもしれませんが、聞いてください。
私も最初は英語や音楽のように早い段階でちゃんとした教育を受けさせれば、その後の伸び方が全然違う類のものだと思っていたんです。
ですが、それは間違いでした。
『子供の脳の育ち方』を理解した途端、スコーンと納得。
というのも、子供の脳って8歳までにほとんど大人と同じ大きさになるんです。
身体や生殖に関するものは後回しなんですが、脳だけはおおよそ8歳で「生きていくのに必要な基本的部分」は完了させるように成長します。
育て方で大人になるスピードが変わるのではなく、大人になる時期が決まっているからこそ、そのリミットまでに必要な経験をさせておかないといけないっていうことです。
余談ですが
私、元来のんびりしてるんで、このことを知って正直、ちょっと焦りました(笑)
そこからはもう必死ですよ、ヤバイヤバイ!って。
今、大急ぎで近場でキャンプとかできるところ探してますし、英語やピアノ教室を子供にけしかけている最中です
プログラミングに関しては「8歳までに経験しなきゃいけないこと」には入ってない。
だから、幼いころからモニターにかじりついてコードを打つ必要はない。
そういうことです。
プログラミングは8歳を過ぎるまでやらなくてもいい、という明確な根拠
- カンガルー育児
- 祖母効果
- 集団遊び
- 魚食
これらの言葉が意味するものが分かりますか?
実はこれ、すべてが『子供の知能の向上に貢献する行為』として効果が実証されている物です。
私は専門家ではないので簡単に説明しますが、
カンガルー育児
カンガルーがおなかに子供を入れるように文字通り『肌身離さず』ベッタリとお母さんと子供がくっついて育てる育児。8歳ぐらいまでの幼児期に母親との良好な接触時間が長ければ長いほど知能が高くなる。
祖母効果
おばあちゃんと会う機会、時間の多い子ほど、そうでない子に比べて知能が高い。これは人類の進化において、年配の女性が群れの中で幼い孫を世話する役割をずっと担ってきたことにルーツがある。ちなみに、おじいちゃんの影響は一切ない(笑)おそらくは、狩りで命を落とすのが雄の宿命だから?(←これは私の憶測です)
集団遊び
大人を介さずに、子供同士で公園で遊ぶことで、相手の痛みがわかったり、どう接すれば相手に意見が伝わるか、などを学べる。最も知能の差に影響を与える要因。我が家があえて実践している『TVゲームが買えないぐらい逼迫した家計事情の家の子ばかりの地域で、仕方がないから週5で日が暮れるまで公園にいる』というのは実はめちゃくちゃ恵まれた環境。
魚食
魚食の脳に対する効果は絶大で、特に脂身に含まれる『オメガ3脂肪酸』は(DHAはこれの一種)幼児の脳の発育にいいだけでなく、妊婦さんが食べても胎児の脳の発育どころか、妊婦さん自身の心の安定にも寄与するというスーパーフード。
こうして子供にとって良い影響を与えるものを知れば知るほどわかってくるのが、『人間が自然の中で暮らしていた頃にやっていたこと、その全てが子供の発育に貢献する』という事実です。
その文脈でいくと、『プログラミング』というのは、画面に表示された【指示のかたまり】を色々と組み合わせて、自分ではないものを思い通りに動かそうとするという、子供にとってはかなり不自然な行為と言えます。
だから、私的にはあまりに早い段階でのプログラミング教育にはNO。
子供を山で好き勝手遊ばせとくのが一番の知育なのか?
「じゃあ山や野原で好き勝手遊ばせておけば、勉強や習い事はせずにほったらかしでいいの?」
っていうとそれは違うわけで、私らは一方では『ホモ・サピエンス』であり、もう一方では『自然動物から逸脱した生き物』でもあります。
1万2700年前に現在のイラクとか、イランとか、あの辺で始まったとされる最初の農耕からブァーっとありえない速さで新しい生き方をせざるを得ない道に入った私ら現生人類。
700万年前に猿からポコッと枝分かれしてようやく2足歩行し始めてから、20万年前にようやく会話できるまでになったというペースからしてみたら、
「え?さっきまでウホウホ言ってたよね?それがいきなりプログラミングって、どゆこと?」
っていうぐらい急な出来事なわけです。
つまり、私らがこうやってスマホで文章読んでること自体が、人間の進化や、身体の造りから考えると、もうメチャクチャ不自然。
だけども私らはこの不自然さが、もはや生きてる時間の大半を占めるほどに生き物として歪んでしまっている上に、それが『自分や家族の食糧を採ってくる』ことに繋がってしまっている。
だとすると、その不自然さもある程度は受け入れていかないとならないんですよね。
要は『バランスが大事ですよ』ってことです。
ポイント! 子供には、太古の昔から人間の体にセットされたスイッチを押すような経験をさせつつ、現代のグローバルな社会において必要とされている能力も付けておく。
こういったバランスを見極めながら、私たち今の親世代は子供を育てていかなきゃならないんですね。
そのためにはまず『8歳までにやらなくてはならないことを先にやる』ことが重要です。
プログラミング以外におすすめの習い事、家庭でできる教育
人間の身体が太古の昔から想定している8歳までに経験すべきことであること
『人は減っていくが、豊かさは残さなければならない』これからの時代に、より必要とされる新しい能力であること
このバランスを取れるようなおすすめの習い事、家庭でできる教育の一例を具体的に上げてみました。
ピアノ
「おいおい、大昔にピアノなんてなかったぞ?」と言いたいところですが、人間の基本的な知能には『音楽的知能』『空間的知能』『論理数学的知能』『身体的知能』といったものがあり、手を器用に使いながら演奏をして、音を聴くというのは、脳の機能を満遍なく鍛える上で非常に効果的です。
英語
人間は「幼いころに音声から言語を学ぶ」ということを予め想定しているようで、12歳ごろにフランスの森で発見された野生児などはいくら言葉を教えても覚えられなかったそう。また、17歳までに始めた『第2言語』はかなりのレベルになることがわかっていますが、8歳までであればネイティブと変わらないレベルにまで上達するということが、アメリカの移住者を対象とした調査でわかっています。早く始めるほど効果が高い教育の一つです。
公園遊び
習い事ばかりさせるより、幼稚園終わりに公園でしこたま遊ばせた方がむしろ、子供が『社会と関わっていく能力』や『相手の痛みがわかる回路』の育成に繋がります。元をたどれば、子供は集団の中で他のお母さんや年上のお兄ちゃんお姉ちゃんに見守られながら、下の子の面倒も見る、というのが本来あるべき姿です。
そろばん
実はサルでも持っている『論理数学的知能』。これを鍛える上で、そろばんは大いに役立ちます。また計算力にとどまらず、そろばんの珠を実際に手ではじくことによる『身体的知能』も使いますし、珠の動きをイメージしながら行うので『絵画的知能』も養われます。
「もうちょっとこう、これからの時代にマッチした、子どもも楽しめるものを」
そう考えるなら、自分の手で組み上げたロボットを動かす『ロボットプログラミング』なんかだったら、3~7歳ぐらいまでの幼児にもオススメです。
これも『論理数学的知能』や『絵画的知能』を使いながら、手先を動かして物を組み上げていくので『身体的知能』も鍛えられという部分ではそろばんとかなり似てますし、この記事で否定している『モニターにかじりついて頭の中だけで考えをこねくり回す』ということにはなりません。
なにより、子供にとっては『遊び』の要素がかなり強いので、楽しんでいくらでも勉強してくれるループに入れるロボット作りはかなりおすすめです。
学校の授業うんぬんを抜きにしても、小さいころに一度体験させておくと、思わぬ芽が拓くかもしれません。