アマゾンズ劇場版

4DXで劇場版・仮面ライダーアマゾンズ観たら顔面血まみれされた話【感想】

4DXで観る『劇場版・仮面ライダーアマゾンズ -最後ノ審判-』なかなか良かったですよ!

  • あの肉の匂いが嗅げる
  • 変身シーンであの爆風を感じられる
  • 席がユッサユッサ揺れまくってもストーリーにもちゃんと集中して作品の世界観に没入できる
  • 顔面がビチャビチャになるぐらいアマゾンの血が浴びれる

そんなわけでちょっと割高な4DXですが超楽しかったです。

1800円の通常料金に4DXだとプラスして1000円特別料金のようなものがかかるんですが、

私はいつものベネフィットステーションのクーポンをファミマでサクッと印刷してから劇場に行ったので2800円→2400円の割引料金で観ることができました。

映画も鑑賞後のレストランも安くなる会員制クーポンはこちらから入会できます。

4DXだからこそ味わえる劇場版・仮面ライダーアマゾンズの魅力

アレの匂いを嗅げる

4DXの映画ではなんと要所要所で匂いの演出があるんですね。

アマゾンの肉はタバコのような苦ーい匂いがしました。

とても食欲はわかないですよ。

あの匂いから嫌悪感を演出するっていうのは4DXならではすごく良い演出だなと感じました。

行った奴しかわからない。

あとは鷹山仁の心の拠り所、七羽さんはエスニックな甘い香りがしました。

これからは私もチチカカとかに入った時には「七羽さん…」と呟いてニヤニヤすることにします。

変身シーンが超楽しい

やっぱこのシリーズにハマるきっかけの1つとも言える歴代仮面ライダー史上もっとも大人な変身の仕方。

「アマゾン(ボソリ)」 → 爆風

取り巻きの連中「う、うわぁぁぁっ!」

これが4DXではモロに体験できます。

すごい爆風が観客全員の前髪をオールバックにするし、劇場内そのものに赤や緑のストロボがたかれるし、席が後ろに倒れるし、

ほとんどUSJのアトラクションですよ!

4DXでもストーリーにちゃんと集中できるよ

「えー、アマゾンズはストーリーの良さが持ち味なのに席が動いたら集中して見れないじゃん!」

こう思う方も多いのでは?

私もそうでした。余計なことしやがって、と。(笑)

でも大丈夫!慣れます、そしてだんだん癖になります(笑)

ディズニーランドではスターツアーズにギリギリ乗れるレベルの絶叫苦手おじさん・ツマルトでも4DXの演出は楽しむことができました。

広告終わりに差し込まれる『この映画は4DXです~』告知の映像ではかなりビビりまして

正直、アマゾンズとかどうでもよくなって「帰ろうかな?」って思いましたけど、大丈夫!慣れます!

でも座席がゆったり大きくて、かなり高い位置でユッサユッサ揺れるので小学校低学年以下の子どもは危なくて見れないと思います。

私も戦闘シーンの度にずり落ちる身体を席に戻しながら観てました。

4DXの映画観たらメイク崩れない?

主に顔!顔を狙ってアマゾンの血が(無味無臭無色透明)飛び散ってきて、何度も顔だけがビチャビチャになるので4DXでは100%メイクが崩れます。

ウォータープルーフのマスカラとかそんな生温い対策では恐らく無駄なので最悪、ドリンクホルダー上部の噴出口を塞いでしまいなさい。

デートで彼氏に無理やり連れてこられてメイクが崩れるのが死ぬほど怖い女子はドリンクホルダー上部の噴出口を塞いでしまいなさい。

荷物に関しては4DXの劇場利用者専用のコインロッカーがあるのでそこを利用すればOK。

※ここから先はゴリゴリのネタバレ有りです。まだ観てない子は帰れ!今すぐ観てこい!

文句は観てから言え。ということで文句も言おうと思う

アマゾン牧場?うーん。。。

今回の物語、要は「アマゾンを牛や豚のように畜産して人間が食べちゃおうぜ」ってなってるのを水澤くんが食い止めようとするお話なんですけど

食料自給率の低下を嘆く→アマゾンを畜産して食べよう

ならんならん(笑)人が人型のモノを食べるなんて抵抗感有って牛や豚のようにはいかないでしょ。

しかも孤児院のように見せかけた施設1つ2つじゃ国の食糧事情を解決するほどの生産量賄えるわけない。

私はてっきりアマゾンの回復力を利用して一個体を無限に食べ続けられる家畜化するとかなのかと思ってました。

かと思ってたら普通にステーキ一食分として使われて残りは廃棄されてるし。

食料自給率うんぬんの話でいうとまるで説得力ない。

まぁ4Cの局長・橘が私利私欲のために金持ち相手のカニバリズム需要を満たすビジネスをやっていて、政治家への建前とお得意の(笑)パフォーマンスで最もらしい食料自給率の話を出していただけだとすれば合点が行くか。

しかし橘局長役の神尾佑さん、アマゾン化した千翼に半分に折られたくせに元気にピンピンしてんのね。

しかも演技で楽しみ過ぎてるw黒崎に足を撃たれた後のアドリブ?が濃過ぎて黒崎と水澤麗華の会話が頭に入ってこないw

話が逸れました。

幽☆遊☆白書の仙水忍が妖怪を喰う人間を見てしまい堕ちていったように、水澤悠の善悪の基準が曖昧になってダークヒーロー化、新しい仮面ライダーアマゾンとの対立が始まるとかにすればシリーズ3も行けたかもね!

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ラストの決着がモヤっとした

このシリーズの一番の見どころであるアマゾンオメガ・水澤悠とアマゾンアルファ・鷹山仁の決着。

あろうことかここがイマイチ。

なんだか決着の一手がわかりにくかったんですよね。

「え?結局どっち?仁さんなの?」ってなった。

たぶん私が脚本を書いた方が良かったですね。書いたことないですけど。

まず『人間を守るために全てのアマゾンを殺す』ことを信念とし、どんなクズでも人間は殺さなかった鷹山仁が、

人である御堂英之助(アマゾンアルファネオ@アマゾン畜産中)を殺したことで「人間を守る正義の味方」というロジックが完全に崩壊した心の葛藤が見たかった。

谷口賢志さんはそういう演技させたら物凄いことは容易に想像がつくので。

アマゾンアルファが負けるのであれば、貫き通していた信念を曲げてしまったが故に事故的に死ぬ方が大人のドラマとしては良かったかなぁ。

例えば、

アマゾンである悠がアマゾンレジスターを外したことでとてつもない力を発揮するけど、肝心の守ろうとしていた畜産型の子どものアマゾンにまで手をかけそうになる。

息子である千翼を殺してしまったトラウマでアマゾンを殺せなくなってしまった鷹山仁がとっさに畜産型の子どものアマゾンを守る。

オメガがアルファを殺してしまう

『人は守る』『全てのアマゾンを殺す』、その信念を貫き通せなかった鷹山仁が負け、全てを守ろうとし過ぎた故に自分の業をまた深くしてしまう水澤悠という構図で戦いが決着。

本来の優しい仁さんに戻ったことで七羽に赦されたように穏やかに死ぬ鷹山仁。

「生きるってことは他の誰かの命を喰らうってことだ」という鷹山仁の最初の言葉通り、鷹山を殺した業を背負ってエゴイスティックに自分の信念である「守りたいものを守る」ためにジャングラーで走り去る水澤悠。

そういう「筋論」を通した脚本がよかったなー。

男が死ぬ時にはやはり信念を折られないとなんだかしっくりこないのはジャンプ漫画の見過ぎかしら?

『劇場版・仮面ライダーアマゾンズ -最後ノ審判-』感想まとめ

たぶん私はアマゾンズが終わってしまうことにイラついてる(笑)

だからこうやってあーでもない、こーでもないとケチをつけて終わらせないようにしてるんだ。

ダメだよー大人にも仮面ライダーが必要なんだってー。

でもホント、仮面ライダーアマゾンズは仮面ライダーの本質に迫る良い作品でした。

子門真人の歌うあの名曲『ロンリー仮面ライダー』の歌詞が今回のラストの悠の心情と仮面ライダーの本質をシンプルに歌い上げています。

一人でも

一人でも

守る、守る。

俺は 仮面ライダー。

きっと悠はまた守りたいものを守るために走って行ったんだと思います。

今度は一人で。

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