- ホームセンターって木材加工サービスやってるけど、いらない端材とかくれないのかな?
- 今度の文化祭で段ボールが大量に必要なんだけど、無料でもらえるところないかな?
そんな疑問をお持ちではないですか?
どーも、ホームセンターに勤めて10年になりますツマルトです。
先日、店で作業していると美大生風の女子がモジモジと申し訳なさげに
こんなご要望があって、ワタクシ快くOKしました。
すると今度は
ええぃ!もってけもってけ~い!!!
ということで廃材になるようなものでしたら私は気軽に無料で差し上げています。
その方がお客さんは喜んでくれますし、結果としてお店を好きになってくれて他にもお買い物してくれたり、また来てもらった方が長期的には会社のためにもなりますからね。
ですが木材カット加工サービスで出る端材は無料でもらえるかといえば答えはNOです。
【本記事の内容】
- ホームセンターに行けば無料でもらえる確率が高いもの
- ホームセンターでなぜ端材を無料でもらえないのか、その理由
- ホームセンターで廃材をもらう時のコツ
「お金はないけど工作、作品作りの材料が欲しい」
そんな方はぜひホームセンターをのぞいてみてください。
廃材で溢れかえってるんです(涙)
ホームセンターの人が処分するのに困っている廃材
以下に挙げたものは比較的無料でもらえる確率が高いです。
毎日大量に廃材として出るからです。
捨て段ボール
ホームセンターでは毎日ゴミ収集車1杯分ほどの段ボールを捨てています。
毎日大量の商品が入荷し、品物を売場に補充しているからです。商品としても売ってるものは差し上げられませんが、中古の捨て段ボールは「どうぞ持って行ってください」という感じです。
地域のPTAの方からの問い合わせがあった際はまとめてお渡ししたりもします。
PPバンド
パレットやら木材を縛り付けてるバンド類。
新品としてロールで販売している物もありますのであまり大量なのは困りますが、捨ててしまう中にもきれいで長いものもあります。
番線や帯鉄などの針金類
放置しておくとお客さんにケガをさせて重大なトラブルにもなりかねないので即処分したいもの第一位。
逆に買おうとすると何十メートルとまとまった数量の物しかないため、曲がったり、錆びたりしていても少量だけほしいような場合は聞いてみましょう。
ベニヤの当て板
ベニヤが汚れないようにベニヤの上にのっけてる汚いベニヤ板。といいつつもキレイな状態の物も多いです。
流通に乗らない規格外の板、、輸入物の変な板も混ざっていることが多く、「変わったベニヤ板」を使いたいオシャレインテリアDIYerは木材コーナーの脇に転がっている変な板に注目してホームセンターを歩いてみると掘り出し物に出会えるかも。
ただし、ホームセンターの人もなんだかわからない物なので同じものを欲しいっていうのはやめてください(笑)
ちなみにホームセンターで扱っているベニヤの種類や価格はこちらの記事で紹介しています。
家から出たくないDIYerホームセンターで販売されているベニヤにどんな物があって、いくらぐらいなのか、ネット検索でサクッと知りたい!そんなご要望にお応えして、ベニヤのサイズの種類と参考価格をまとめました。ぜひブックマーク登録[…]
袋の破けたセメント
売場が汚れてしまうし、穴をふさごうとすると自分自身が粉まみれになるのでまとめて引き取ってくれるようなお客様は神様です(笑)
そんな時は二束三文、ってかほとんどあげちゃいます。
ホームセンターで出る木材の端材を無料でもらえない理由
ホームセンターにとってカット加工をした際に出る端材というのは原価0のおいしい商品なんです。
たかが端材、されど端材。
けっこうバカにならない売り上げになります。
サイズはまちまちでも値段を付ければ必ず売れますから「どうぞご自由に」というわけにはいかないんですね。
木製パレットって、実は海外ではインテリアとして使われてることも多いんですよね。物流関係で仕事してないと街中で見かける機会はそうそうありませんし、逆に普段から仕事で木製パレットを使っている方にはただの廃材にしか見えないと思うんですけど。[…]
ホームセンターで無料で廃材をもらう時のコツ
先に買い物して、買い物袋を『黄門様の印籠』のように見せつける
これです。『返報性の法則』というやつですね。
フラッと入ってきた買う気のない人間にサービスする気にはなりませんが、「この人は家でお買い物してくれたお客様だ」ということが伝われば、要望を断りにくくなります。
- マネージャーっぽい店員(だいたいワイシャツ、40代ぐらいで目が笑ってない)
- シニア世代の店員(パートで決定権がない)
- 工作係(工作以外何もわからないから突っぱねられたりする)
- レジのおばさん(わからないから店内放送で大騒ぎする)
狙い目としては人の良さそうな2~30代の店員です。
特に一度接客してもらって面識ができたような店員でしたら向こうも警戒心が解けていますから成功率がぐっと高まります。
もちろんこれは一例ですのでケースバイケースですのであくまで参考までに。
ただ廃材の処分に毎日悪戦苦闘してるのはどこでも一緒だと思いますから、美大生さんや文化祭を控えた学生さんなど作品の材料集めに苦心しているのなら一度試してみる価値はありますよ。
おまけ:廃材集めて何作ろう?
余談ですが、この本けっこうおもしろいですよ。
身の回りの物をくっつけたり、塗ったりしてドラクエとかFFとかモンハンに出てきそうな武器や小道具を作る方法が載ってます。
ホームセンターの廃材で作家デビューできちゃうかも?